市場概況
◆ダウ平均: 43975.09 -200.52 -0.45%
◆S&P500: 6373.45 -16.00 -0.25%
◆NASDAQ: 21385.40 -64.62 -0.30%
11日のNY株式相場は下落。トランプ米大統領が中国に対する関税の猶予期間を更に90日間延長したものの、翌日に発表される米7月消費者物価指数(CPI)を控えて利益確定売りが優勢だった。ダウ平均は朝方に97ドル高まで上昇したものの、取引終盤に264ドル安まで下落し、200.52ドル安(-0.45%)で終了。S&P500も0.28%高まで上昇後、0.40%安まで下落し、0.25%安で終了。ハイテク株主体のナスダック総合は0.46%高まで上昇し先週末に続いて取引時間中の史上最高値を更新したが、0.30%安で終了。主要3指数がそろって反落した。S&P500の11セクターは生活必需品、一般消費財など3セクターが小幅に上昇したものの、エネルギーの0.79%安を筆頭に、不動産、IT、公益、資本財など8セクターが下落。ダウ平均採用銘柄は3M、プロクター・アンド・ギャンブル、シャーウィン・ウィリアムズなど11銘柄が上昇し、セールスフォース、IBM、キャタピラー、シスコ・システムズ、ボーイング、アップルなど19銘柄が下落した。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の15.15ポイントから16.25ポイントに上昇した。
火曜日に発表される米7月CPIの市場予想は前月比+0.2%と6月の+0.3%から鈍化が見込まれ、前年比では+2.8%と6月の+2.7%から上昇が予想されている。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIは前月比+0.3%、前年比+3.0%と、それぞれ6月の+0.2%、+2.9%から上昇が見込まれている。木曜日に発表される9月生産者物価指数(PPI)は前年比+2.5%、前月比+0.2%とそれぞれ6月の+2.3%、+0.0%から上昇が見込まれている。9月16-17日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では約90%の確率で利下げが予想されているものの、CPIやPPIが高い伸びとなれば利下げ期待が再び後退することが警戒される。
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本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
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◆S&P500: 6373.45 -16.00 -0.25%
◆NASDAQ: 21385.40 -64.62 -0.30%
11日のNY株式相場は下落。トランプ米大統領が中国に対する関税の猶予期間を更に90日間延長したものの、翌日に発表される米7月消費者物価指数(CPI)を控えて利益確定売りが優勢だった。ダウ平均は朝方に97ドル高まで上昇したものの、取引終盤に264ドル安まで下落し、200.52ドル安(-0.45%)で終了。S&P500も0.28%高まで上昇後、0.40%安まで下落し、0.25%安で終了。ハイテク株主体のナスダック総合は0.46%高まで上昇し先週末に続いて取引時間中の史上最高値を更新したが、0.30%安で終了。主要3指数がそろって反落した。S&P500の11セクターは生活必需品、一般消費財など3セクターが小幅に上昇したものの、エネルギーの0.79%安を筆頭に、不動産、IT、公益、資本財など8セクターが下落。ダウ平均採用銘柄は3M、プロクター・アンド・ギャンブル、シャーウィン・ウィリアムズなど11銘柄が上昇し、セールスフォース、IBM、キャタピラー、シスコ・システムズ、ボーイング、アップルなど19銘柄が下落した。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の15.15ポイントから16.25ポイントに上昇した。
火曜日に発表される米7月CPIの市場予想は前月比+0.2%と6月の+0.3%から鈍化が見込まれ、前年比では+2.8%と6月の+2.7%から上昇が予想されている。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIは前月比+0.3%、前年比+3.0%と、それぞれ6月の+0.2%、+2.9%から上昇が見込まれている。木曜日に発表される9月生産者物価指数(PPI)は前年比+2.5%、前月比+0.2%とそれぞれ6月の+2.3%、+0.0%から上昇が見込まれている。9月16-17日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では約90%の確率で利下げが予想されているものの、CPIやPPIが高い伸びとなれば利下げ期待が再び後退することが警戒される。
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DZH Finacial Research
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