NY株式サマリー(12日)=ダウ483ドル高 CPIを受けてS&P500とナスダックが最高値更新

市場概況
◆ダウ平均: 44458.61 +483.52 +1.10%
◆S&P500: 6445.76 +72.31 +1.13%
◆NASDAQ: 21681.90 +296.50 +1.39%

 12日のNY株式相場は大幅反発。注目された米7月消費者物価指数(CPI)がおおむね予想通りとなり、利下げ期待が高まったことが支援となった。7月CPIは前年比で+2.7%と前月から横ばいとなり、市場予想の+2.8%を下回った。前月比では+0.2%と、6月の+0.3%から伸びが鈍化し、市場予想と一致した。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIは前年比+3.1%と、6月の+2.9%から上昇し、予想の+3.0%を上回った。CPIを受けて9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率は前日の86%から94%に上昇した。ダウ平均は上昇してスタートすると、一時522ドル高まで上昇し、483.52ドル高(+1.10%)で終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.13%高、1.39%高で終了し、ともに取引時間中と終値の史上最高値を更新した。

 業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。コミュニケーション、IT、金融、素材、資本財が1%超上昇した。ダウ平均採用銘柄はマクドナルド、IBM、ジョンソン・エンド・ジョンソンなど8銘柄が1%未満の下落となったが、ユナイテッドヘルス、ゴールドマン・サックスが3%超上昇し、ボーイング、アメリカン・エキスプレス、ホーム・デポが2%超上昇。3M、マイクロソフト、ナイキ、アップルなども1%超上昇した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の16.25ポイントから14.73ポイントに低下。昨年12月24日以来の低水準となった。米10年債利回りは前日の4.273%から4.292%に上昇したが、政策金利に敏感な米2年債利回りは前日に3.754%から3.731%に低下した。

(山下)


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