中国株サマリー(13日)

市場概況
 3日続伸、3年11カ月ぶり高値 中国当局の政策支援などを好感

 13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。終値は前日比0.48%高の3683.46ポイントだった。深セン成分指数は1.76%高の11551.36ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で2兆1509億3700万元だった。

 上海総合指数は終始プラス圏でもみ合った。高値警戒感から上値は重かったものの、終値ベースで2021年9月13日以来、3年11カ月ぶりの高値を更新した。7月の米消費者物価指数(CPI)を受けて9月の米利下げ期待が高まったことに加え、中国当局の政策支援が好感された。中国政府は12日、個人消費ローンへの財政助成金政策を発表した。個人の借り入れコストを減らすことで、消費活性化と景気拡大を目指すとしている。

 セクター別では、証券が全面高。電子化学品、レアメタル、バイオ製品、非鉄金属なども高い。半面、石炭、宝飾品、銀行、セメント・建材などが売られた。

 A株市場では、電子設備メーカーの富士康工業互聯網(601138)がストップ高を付けたほか、自動車部品メーカーの寧波均勝電子(600699)、国軒高科(002074)、安徽中鼎密封件(000887)、産金大手の紫金鉱業集団(601899)、特定用途無線大手の海能達通信(002583)などが買いを集めた。半面、前日に高かったバスメーカーの鄭州宇通客車(600066)が反落した。銀行株の中国建設銀行(601939)、中国民生銀行(600016)、寧波銀行(002142)や、酒造大手の貴州茅台酒(600519)などが下げた。

 上海B株指数は0.07%安の267.18ポイント、深センB株指数は0.92%安の1314.17ポイント。

(小針)


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