東京外国為替市場概況・12時 ドル円、戻り限定的

市場概況
 14日の東京外国為替市場でドル円は戻り限定的。12時時点では146.70円とニューヨーク市場の終値(147.38円)と比べて68銭程度のドル安水準だった。前日のベッセント米財務長官の発言を受けた日米金利差縮小観測を重しとした売りが146.38円まで進行。債券先物は昨日の米国債相場上昇を受けて買いが先行したものの下落(利回りは上昇)へ転じ、本邦中期債利回りは上昇した。ドル円の下落の流れは次第に落ち着いて146.70円台へ戻したが、昨日来の下落幅を大きく取り戻すような勢いは感じにくかった。

 ユーロ円も戻りが鈍い。12時時点では171.71円とニューヨーク市場の終値(172.50円)と比べて79銭程度のユーロ安水準だった。総じてドル円の動向を受けた円相場の推移に沿った動きで、171.47円まで下落した。反発は171.70円付近までと小幅。日経平均株価の軟調推移が重しとなった。

 ユーロドルは小幅なレンジで振幅。12時時点では1.1705ドルとニューヨーク市場の終値(1.1705ドル)と比べて同水準だった。対円でともに弱含むユーロとドルの動きもあって値動きは限定的。ドル円で下落の流れがいったん落ち着くなか、ユーロ円の戻りの鈍さもあって、ユーロドルは1.1699ドルとわずかながら1.17ドルの節目を割り込む場面もあった。ただ、その後はNY終値付近へ収れんするなど方向感の出にくい状態だった。

 豪ドルは7月豪雇用統計で新規雇用者数が2.45万人増と市場予想(2.50万人増)にほぼ沿った内容となったものの、内訳で正規雇用者数の大幅増と非常勤雇用者数の減少が確認されたことを好感した買いが入った。対ドルで0.6569ドルまで上昇、対円では95.95円の安値から96.20円台まで切り返した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.38円 - 147.42円
ユーロドル:1.1699ドル - 1.1715ドル
ユーロ円:171.47円 - 172.62円

(関口)


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