スポット
(13日終値)
ドル・円相場:1ドル=147.76円(前営業日比△0.38円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=172.11円(▲0.39円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1648ドル(▲0.0057ドル)
ダウ工業株30種平均:44911.26ドル(▲11.01ドル)
ナスダック総合株価指数:21710.67(▲2.47)
10年物米国債利回り:4.28%(△0.05%)
WTI原油先物9月限:1バレル=63.96ドル(△1.31ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=3383.2ドル(▲25.1ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
7月米卸売物価指数(PPI)
(前月比) 0.9% 0.0%
(前年比) 3.3% 2.3%
食品とエネルギーを除くコア指数
(前月比) 0.9% 0.0%
(前年比) 3.7% 2.6%
前週分の米新規失業保険申請件数
22.4万件 22.7万件
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反発。米労働省がこの日発表した7月米卸売物価指数(PPI)は前月比0.9%/前年比3.3%と予想の前月比0.2%/前年比2.5%を大きく上回り、食品とエネルギーを除くコア指数も前月比0.9%/前年比3.7%と予想の前月比0.2%/前年比2.9%を大幅に上回る強い数字となった。これまで高まっていた米連邦準備理事会(FRB)による大幅利下げ観測が後退したことからドルが買い戻される展開となった。東京時間の高値147.42円を上抜けると一時147.96円まで上値を伸ばした。ただ、前日の高値148.17円には届かなかった。
・ユーロドルは3日ぶりに反落。デイリー米サンフランシスコ連銀総裁が「来月の大幅な利下げは適切とは考えていない」「0.50%の利下げは不必要な緊急性のシグナルを送ることになる」と発言したことを受けて、ドル買い戻しが先行。米インフレ指標の上振れをきっかけに米長期金利が上昇すると全般ドル買いが活発化し、一時1.1631ドルと日通し安値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時98.32まで上昇した。
なお、米長期金利の指標となる米10年債利回りは4.2946%前後まで上昇した。
・ユーロ円は続落。日銀の早期利上げ観測を背景に一時170.97円まで売られた影響が残った。ただ、NY市場に限れば下値の堅さが目立った。ドル円の上昇につれた買いが優勢になると、172.20円付近まで下げ渋る場面があった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに小反落。7月米PPIが予想を大幅に上回ると、インフレ懸念が改めて広がり売りが出た。ただ、9月の利下げ観測は根強く、売り一巡後は下げ渋った。指数は上昇に転じる場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日ぶりに小反落した。連日で史上最高値を更新したあとだけに、利益確定目的の売りも出やすかった。
・米国債券相場で長期ゾーンは反落。7月米PPIが予想を大幅に上回るとFRBによる大幅利下げ観測が後退し、債券売りが広がった。
・原油先物相場は3日ぶりに反発。明日から始まるトランプ米大統領とプーチン露大統領の首脳会談を控え買い戻しが優勢となった。前日には6月以来の水準まで原油価格が下落したこともあり、値ごろ感からも買いが出やすかった。
・金先物相場は反落。7月米PPIが市場予想を大幅に上回ると、FRBの利下げが慎重になるとの思惑から米金利が上昇し、金利のつかない金先物は売られ上値が重くなった。NY午後に入るとドルが上げ幅を広げ、ドルで取引される金先物には割高感が生じたこともあり反落して引けた。
(中村)
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ドル・円相場:1ドル=147.76円(前営業日比△0.38円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=172.11円(▲0.39円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1648ドル(▲0.0057ドル)
ダウ工業株30種平均:44911.26ドル(▲11.01ドル)
ナスダック総合株価指数:21710.67(▲2.47)
10年物米国債利回り:4.28%(△0.05%)
WTI原油先物9月限:1バレル=63.96ドル(△1.31ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=3383.2ドル(▲25.1ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
7月米卸売物価指数(PPI)
(前月比) 0.9% 0.0%
(前年比) 3.3% 2.3%
食品とエネルギーを除くコア指数
(前月比) 0.9% 0.0%
(前年比) 3.7% 2.6%
前週分の米新規失業保険申請件数
22.4万件 22.7万件
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反発。米労働省がこの日発表した7月米卸売物価指数(PPI)は前月比0.9%/前年比3.3%と予想の前月比0.2%/前年比2.5%を大きく上回り、食品とエネルギーを除くコア指数も前月比0.9%/前年比3.7%と予想の前月比0.2%/前年比2.9%を大幅に上回る強い数字となった。これまで高まっていた米連邦準備理事会(FRB)による大幅利下げ観測が後退したことからドルが買い戻される展開となった。東京時間の高値147.42円を上抜けると一時147.96円まで上値を伸ばした。ただ、前日の高値148.17円には届かなかった。
・ユーロドルは3日ぶりに反落。デイリー米サンフランシスコ連銀総裁が「来月の大幅な利下げは適切とは考えていない」「0.50%の利下げは不必要な緊急性のシグナルを送ることになる」と発言したことを受けて、ドル買い戻しが先行。米インフレ指標の上振れをきっかけに米長期金利が上昇すると全般ドル買いが活発化し、一時1.1631ドルと日通し安値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時98.32まで上昇した。
なお、米長期金利の指標となる米10年債利回りは4.2946%前後まで上昇した。
・ユーロ円は続落。日銀の早期利上げ観測を背景に一時170.97円まで売られた影響が残った。ただ、NY市場に限れば下値の堅さが目立った。ドル円の上昇につれた買いが優勢になると、172.20円付近まで下げ渋る場面があった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに小反落。7月米PPIが予想を大幅に上回ると、インフレ懸念が改めて広がり売りが出た。ただ、9月の利下げ観測は根強く、売り一巡後は下げ渋った。指数は上昇に転じる場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日ぶりに小反落した。連日で史上最高値を更新したあとだけに、利益確定目的の売りも出やすかった。
・米国債券相場で長期ゾーンは反落。7月米PPIが予想を大幅に上回るとFRBによる大幅利下げ観測が後退し、債券売りが広がった。
・原油先物相場は3日ぶりに反発。明日から始まるトランプ米大統領とプーチン露大統領の首脳会談を控え買い戻しが優勢となった。前日には6月以来の水準まで原油価格が下落したこともあり、値ごろ感からも買いが出やすかった。
・金先物相場は反落。7月米PPIが市場予想を大幅に上回ると、FRBの利下げが慎重になるとの思惑から米金利が上昇し、金利のつかない金先物は売られ上値が重くなった。NY午後に入るとドルが上げ幅を広げ、ドルで取引される金先物には割高感が生じたこともあり反落して引けた。
(中村)
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