NY株式サマリー(14日)=ダウ11ドル安 PPI上振れが重しとなるも、S&P500は最高値更新

市場概況
◆ダウ平均: 44911.26 -11.01 -0.02%
◆S&P500: 6468.54  +1.96 +0.03%
◆NASDAQ:21710.67   -2.47 -0.01%

 14日のNY株式相場は高安まちまち。米7月生産者物価指数(PPI)が予想を上回る伸びとなったことでインフレ行進懸念が強まり軟調な展開となったものの、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利下げ見通しが維持されたことが支援となった。7月PPIは前月比+0.9%、前年比+3.3%と、それぞれ予想の+0.2%、+2.5%を大幅に上回った。CMEのフェドウォッチの9月FOMCでの利下げ確率は0.50%(2回分)が前日の5.7%から0%になり、金利据え置き確率が0%から7.4%に上昇したものの、0.25%の利下げ確率は94.3%から92.6%へと小幅な低下にとどまった。ダウ平均は朝方に231ドル安まで下落したが、11.01ドル安(-0.02%)と下落幅を縮小して終了し、S&P500は0.39%安まで下落後、0.03%高とわずかに上昇して終了。終値で3日連続での最高値更新となった。ハイテク株主体のナスダック総合は0.40%まで下落後、0.24%高まで上昇し、0.01%安とわずかにマイナス圏で終了した。

 S&P500の11セクターは金融、ヘルスケア、一般消費財、コミュニケーションの4セクターが上昇し、資本財、素材、生活必需品、不動産など7セクターが下落。ダウ平均採用銘柄はアマゾン・ドット・コム2.86%高となり、マクドナルド、JPモルガン・チェースが1%超上昇した一方、3Mが2.22%安となり、ホーム・デポ、シスコ・システムズ、セールスフォース、コカ・コーラ、IBM、プロクター・アンド・ギャンブルが1%超下落した。センチメントはやや悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の14.49ポイントから14.83ポイントに上昇した。


(山下)


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