市場概況
続落、中国景気の減速警戒 香港不動産株に売り
15日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比0.98%安の25270.07ポイントだった。中国企業指数は0.98%安の9039.09ポイント。メインボードの売買代金は概算で3126億8000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株式相場が反落した流れを引き継ぎ、安く始まった。中国国家統計局が寄り付き後に発表した7月の鉱工業生産と小売売上高、1−7月の固定資産投資の伸び率がそろって6月から縮小したことで、地合いが悪化。中国人民銀行(中央銀行)が13日発表した同月の人民元建て貸付残高増加額や社会融資総量に続いて市場予想を下回り、中国景気の減速が警戒されたもよう。ただ、ハンセン指数が20日移動平均線(大引け時点で25151.45ポイント)に接近すると下げ渋った。
ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株の美団(03690)とアリババ集団(09988)、金融株のAIAグループ(01299)、中国建設銀行(00939)、中国工商銀行(01398)が下落して相場の重荷となった。7月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回る伸びとなり、米利下げ期待で買われてきた香港不動産株の新鴻基地産(00016)、恒基兆業地産(00012)、九龍倉置業地産(01997)がそろって反落。オンラインゲームのネットイース(09999)も安い。2025年6月中間決算の発表を受けた売買が目立ち、中国ネット通販大手のJDドットコム(09618)、鉄道事業の香港鉄路(00066)が下落した半面、医薬品販売子会社の京東健康(06618)が11%超上げた。京東健康と同業の阿里健康(00241)、太陽光パネル用ガラスの信義光能(00968)、製薬の石薬集団(01093)も大幅高だった。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.59%安の5543.17ポイントと続落。ネットイース、JDドットコム、アリババ集団が下落率上位だった。一方、京東健康と阿里健康のほかに半導体株の華虹半導体(01347)、ASMPT(00522)が買われた。
(小針)
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本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
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15日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比0.98%安の25270.07ポイントだった。中国企業指数は0.98%安の9039.09ポイント。メインボードの売買代金は概算で3126億8000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株式相場が反落した流れを引き継ぎ、安く始まった。中国国家統計局が寄り付き後に発表した7月の鉱工業生産と小売売上高、1−7月の固定資産投資の伸び率がそろって6月から縮小したことで、地合いが悪化。中国人民銀行(中央銀行)が13日発表した同月の人民元建て貸付残高増加額や社会融資総量に続いて市場予想を下回り、中国景気の減速が警戒されたもよう。ただ、ハンセン指数が20日移動平均線(大引け時点で25151.45ポイント)に接近すると下げ渋った。
ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株の美団(03690)とアリババ集団(09988)、金融株のAIAグループ(01299)、中国建設銀行(00939)、中国工商銀行(01398)が下落して相場の重荷となった。7月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回る伸びとなり、米利下げ期待で買われてきた香港不動産株の新鴻基地産(00016)、恒基兆業地産(00012)、九龍倉置業地産(01997)がそろって反落。オンラインゲームのネットイース(09999)も安い。2025年6月中間決算の発表を受けた売買が目立ち、中国ネット通販大手のJDドットコム(09618)、鉄道事業の香港鉄路(00066)が下落した半面、医薬品販売子会社の京東健康(06618)が11%超上げた。京東健康と同業の阿里健康(00241)、太陽光パネル用ガラスの信義光能(00968)、製薬の石薬集団(01093)も大幅高だった。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.59%安の5543.17ポイントと続落。ネットイース、JDドットコム、アリババ集団が下落率上位だった。一方、京東健康と阿里健康のほかに半導体株の華虹半導体(01347)、ASMPT(00522)が買われた。
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