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香港株サマリー(18日)

市場概況
3日続落、中国景気不安で素材株・不動産株に売り

 週明け18日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続落。終値は前営業日比0.37%安の25176.85ポイントだった。中国企業指数は0.06%安の9033.68ポイント。メインボードの売買代金は概算で3127億8000万HKドル。

 ハンセン指数は小高く寄り付いた後、方向感を欠く展開。前引けにかけて上げ幅を広げたものの、後場に入ると失速し、終盤にマイナス圏に沈んでこの日の最安値で終えた。米連邦準備理事会(FRB)が9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに踏み切るとの期待は根強いものの、21日に米国で開幕するジャクソンホール会議でパウエルFRB議長が利下げに前向きな姿勢を示すか見極めたい投資家は、積極的な売買を手控えたもよう。セクター別では、中国景気の不透明感を背景にエネルギーや素材、不動産・建設が下げた半面、医療・ヘルスケア、工業が上げた。

 ハンセン指数構成銘柄では、即席麺大手の康師傅控股(00322)、石炭大手の中国神華能源(01088)、光学部品の舜宇光学科技(02382)が続落。15日大引け後に2025年上半期の減益見通しを明らかにした不動産開発の龍湖集団(00960)と、同業の華潤置地(01109)も安い。金鉱大手の紫金鉱業集団(02899)、自動車販売の中升集団(00881)は反落した。一方、中国ネット通販大手のJDドットコム(09618)とアリババ集団(09988)が買われ、それぞれの子会社の京東健康(06618)、阿里健康(00241)も大幅高となった。宅配大手の中通快逓(02057)、パソコン大手のレノボグループ(00992)は大幅に反発。自動車メーカーの吉利汽車(00175)、生保大手の中国人寿保険(02628)も買われた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.65%高の5579.18ポイントと3営業日ぶりに反発。京東健康のほか、新興電気自動車メーカーの蔚来集団(09866)、人工知能(AI)ソフトウエア開発のセンスタイム(00020)が大きく買われた。半面、半導体株の華虹半導体(01347)、SMIC(00981)、ASMPT(00522)が売られた。


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