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NYマーケットダイジェスト・19日 株まちまち・金利低下・円高

スポット
(19日終値)
ドル・円相場:1ドル=147.67円(前営業日比▲0.22円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=171.99円(▲0.46円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1647ドル(▲0.0014ドル)
ダウ工業株30種平均:44922.27ドル(△10.45ドル)
ナスダック総合株価指数:21314.95(▲314.82)
10年物米国債利回り:4.30%(▲0.03%)
WTI原油先物9月限:1バレル=62.35ドル(▲1.07ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=3358.7ドル(▲19.3ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
7月米住宅着工件数
       142.8万件    135.8万件・改
建設許可件数
       135.4万件     139.3万件

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は反落。7月米住宅着工件数が予想を上回ると買いが先行し一時147.90円付近まで持ち直したものの、東京午前に付けた日通し高値148.11円がレジスタンスとして働くと失速した。米長期金利の指標となる10年債利回りが4.29%台まで低下したことも相場の重しとなり、2時過ぎに一時147.45円と日通し安値を更新した。一時290ドル超上昇したダウ平均が失速するなど、米国株相場が軟調に推移したこともリスク回避の円買いを誘った。

・ユーロドルは小幅続落。ウクライナ情勢を巡る緊張が緩和するとの期待からユーロ買い・ドル売りが先行すると、20時過ぎに一時1.1693ドルと日通し高値を付けたものの、買い一巡後は上値が重くなった。対オセアニア通貨中心にドル買いが強まった影響を受けて、4時前に一時1.1642ドル付近まで値を下げた。ただ、東京午前に付けた日通し安値1.1639ドルが目先サポートとして意識されると下げ渋った。

・オセアニア通貨は下落。米株式相場がさえない展開になるとリスクセンチメントに敏感なオセアニア通貨に売りが出た。豪ドル米ドルは一時0.6450米ドル、NZドル米ドルは0.5891米ドルまで値を下げたほか、豪ドル円は95.13円、NZドル円は86.90円と日通し安値を更新した。

・ユーロ円は3日ぶりに反落。20時過ぎに一時172.70円と日通し高値を付けたものの、買い一巡後は一転売りが優勢となり、4時30分前に171.70円と日通し安値を更新した。ドル円やユーロドルの下落につれた円買い・ユーロ売りが入った。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小反発。決算内容が好感されたホーム・デポが買われ、相場の上昇に寄与した。ディフェンシブ株の一角にも買いが入り、相場を下支えした。ただ、ハイテク株中心に持ち高調整の売りが広がると、指数は下げに転じる場面もあった。エヌビディアやマイクロソフトなどの下げが目立った。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は大幅に反落した。

・米国債券相場で長期ゾーンは4日ぶりに反発。足もとで相場下落が続いたあとだけに持ち高調整目的の買いが入った。市場では「米株式市場でハイテク株への売りが目立ったことから、相対的に安全資産とされる米国債に資金が向かった」との声も聞かれた。

・原油先物相場は反落。昨日の米・ウクライナ首脳会談を経て、米露ウクライナ首脳会談が2-3週間以内に開催される運びに。まだ不透明感は拭いきれないが需給緩和の思惑もちらつき始め、買いを入れるような確信が持ちにくい。昨日安値62.18ドルを下抜くまでには至らなかったものの、62.25ドルまで下値を試した。

・金先物相場は4日続落。ユーロやオセアニア通貨などに対してドルが強含み、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは底堅く推移した。ドル強含みはドル建て金価格の割高感につながり、NY金先物はじり安。同限月として1日以来の安値を3358.1ドルまで更新した。

(中村)


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