市場概況
◆ダウ平均: 44785.50 -152.81 -0.34%
◆S&P500:6370.17 -25.61 -0.40%
◆NASDAQ:21100.31 -72.54 -0.34%
21日のNY株式相場は下落。週末金曜日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演を控えた様子見姿勢が強まる中、米10年債利回りが上昇したことや、4-7月期利益が市場予想を下回った小売大手のウォルマートが4%超下落したことも重しとなった。ダウ平均は終日マイナス圏で推移し、152.81ドル安(-0.34%)と3日ぶりに反落して終了。S&P500も0.40%安で終了し、5営業日続落した。ハイテク株主体のナスダック総合は小幅に上昇する場面もあったが、0.34%安と3日続落した。週初来ではダウ平均が160.62ドル安(-0.36%)、S&P500が1.23%安、ナスダック総合が2.42%安と、そろって3週ぶりの反落ペースとなった。S&P500の11セクターはエネルギー、素材の2セクターが上昇した一方、生活必需品の1.18%安を筆頭に、公益、一般消費財、IT、不動産など9セクターが下落した。ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長講演を控え、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待はやや後退。CMEのフェドウォッチ・ツールの9月利下げ確率は前日の82%から73%に低下し、政策金利据え置き確率は27%に上昇した。
この日発表された経済指標は、新規失業保険申請件数が23.5万件と予想の22.5万件を上回る悪化となった一方、8月S&Pグローバル製造業PMI速報値が53.3と前月の49.8や予想の49.5を上回り、同サービス業PMI速報値は55.4と予想の54.2を上回った。7月中古住宅販売件数も401万と予想の392万を上回った。総じて強い経済指標を受けて米10年債利回りは前日の4.296%から4.329%に上昇した。金曜日のパウエルFRB議長講演では年内の利下げについての発言が期待されているものの、利下げに消極的なタカ派発言への警戒感も意識された。
(山下)
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◆S&P500:6370.17 -25.61 -0.40%
◆NASDAQ:21100.31 -72.54 -0.34%
21日のNY株式相場は下落。週末金曜日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演を控えた様子見姿勢が強まる中、米10年債利回りが上昇したことや、4-7月期利益が市場予想を下回った小売大手のウォルマートが4%超下落したことも重しとなった。ダウ平均は終日マイナス圏で推移し、152.81ドル安(-0.34%)と3日ぶりに反落して終了。S&P500も0.40%安で終了し、5営業日続落した。ハイテク株主体のナスダック総合は小幅に上昇する場面もあったが、0.34%安と3日続落した。週初来ではダウ平均が160.62ドル安(-0.36%)、S&P500が1.23%安、ナスダック総合が2.42%安と、そろって3週ぶりの反落ペースとなった。S&P500の11セクターはエネルギー、素材の2セクターが上昇した一方、生活必需品の1.18%安を筆頭に、公益、一般消費財、IT、不動産など9セクターが下落した。ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長講演を控え、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待はやや後退。CMEのフェドウォッチ・ツールの9月利下げ確率は前日の82%から73%に低下し、政策金利据え置き確率は27%に上昇した。
この日発表された経済指標は、新規失業保険申請件数が23.5万件と予想の22.5万件を上回る悪化となった一方、8月S&Pグローバル製造業PMI速報値が53.3と前月の49.8や予想の49.5を上回り、同サービス業PMI速報値は55.4と予想の54.2を上回った。7月中古住宅販売件数も401万と予想の392万を上回った。総じて強い経済指標を受けて米10年債利回りは前日の4.296%から4.329%に上昇した。金曜日のパウエルFRB議長講演では年内の利下げについての発言が期待されているものの、利下げに消極的なタカ派発言への警戒感も意識された。
(山下)
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DZH Finacial Research
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