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香港株サマリー(27日)

市場概況
続落、本土株安が重荷 医薬関連に売り

 27日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比1.27%安の25201.76ポイントだった。中国企業指数は1.40%安の9020.26ポイント。メインボードの売買代金は概算で3713億7000万HKドル。

 ハンセン指数は前日に米株式相場が反発した流れを引き継いで高く始まったものの、前引けにかけて前日終値を挟んだもみ合いとなった。後場に入るとほぼ一本調子で下げ幅を広げ、結局この日の安値圏で終えた。中国本土市場の主要株価指数が下落したことで香港市場の地合いが悪化し、医療・ヘルスケア、不動産・建設、工業を中心に幅広いセクターで売りが優勢となった。

 ハンセン指数構成銘柄では、この日に2025年6月中間決算を発表する予定の中国人寿保険(02628)と美団(03690)が売られ、相場の重荷だった。同期の業績を朝方に発表した華潤万象生活(01209)は9%超下落。製薬の翰森製薬(03692)、石薬集団(01093)、中国生物製薬(01177)、医薬品ネット通販の阿里健康(00241)も大幅安だった。スポーツ用品大手の李寧(02331)は続落した。一方、前日大引け後に発表した25年6月中間決算が市場予想を上回る増益だった農夫山泉(09633)が大幅高。自動車販売の中升集団(00881)、アルミメーカーの中国宏橋(01378)は続伸した。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.47%安の5697.53ポイントと続落。阿里健康と同業の京東健康(06618)、半導体製造装置のASMPT(00522)、ショート動画プラットフォームの快手科技(01024)の下げがきつい。半面、人工知能(AI)ソフトウエアのセンスタイム(00020)、新興電気自動車メーカーの蔚来集団(09866)が大きく買われた。

(山下)


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