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東京外国為替市場概況・12時 ドル円、伸び悩み

市場概況
 28日の東京外国為替市場でドル円は伸び悩み。12時時点では147.24円とニューヨーク市場の終値(147.42円)と比べて18銭程度のドル安水準だった。中川日銀審議委員の挨拶内容が伝わった直後に147.20円とわずかに下値を広げたが、その後は147.45円近辺まで切り返した。中川委員は「追加利上げ」に言及したものの予想された発言であり、同委員の「経済・物価の先行きの見通しには高い不確実性がある」との指摘に市場は反応したようだ。
 もっとも動意はそれほど高まらず、再び147.20円台まで上値を切り下げた。上昇は一服したが高止まりしている本邦長期金利や、約2週間ぶりに4.22%台まで低下した米10年債利回りが重しとなった。

 ユーロドルは底堅い。12時時点では1.1652ドルとニューヨーク市場の終値(1.1639ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米10年債利回りが昨日引け水準を下回っての推移を眺め、1.1655ドルまでユーロ高ドル安に傾いた。またポンドドルも、1.3518ドルまで上値を伸ばしている。

 ユーロ円は12時時点では171.57円とニューヨーク市場の終値(171.59円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。堅調な日経平均に後押しされた買いも、171.72円近辺までだった。その後はドル円の伸び悩みにつれて、171.50円台まで水準を落とした。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.20円 - 147.49円
ユーロドル:1.1633ドル - 1.1655ドル
ユーロ円:171.39円 - 171.75円


(小針)


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