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香港株サマリー(1日)

市場概況
続伸、アリババ集団が大幅高 医薬品関連にも買い

 週明け1日の香港市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前営業日比2.15%高の25617.42ポイントだった。中国企業指数は1.95%高の9121.87ポイント。メインボードの売買代金は概算で3802億3000万HKドル。

 ハンセン指数は始値で10日移動平均線(大引け時点で25298.34ポイント)を上抜け、上昇率2%前後の水準で推移。結局、この日の高値圏で引けた。米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』が8月29日、中国クラウド事業大手のアリババ集団(09988)が従来に比べ汎用性が高い新型の人工知能(AI)半導体を開発したと伝え、中国で米国技術に依存しないAI開発が進むとの見方から買いが入ったもよう。好業績銘柄を物色する動きも引き続き相場を押し上げた。

 ハンセン指数構成銘柄ではアリババ集団が18.5%上昇し、子会社の阿里健康(00241)も大幅高となった。金鉱大手の紫金鉱業集団(02899)、医薬品関連の薬明生物技術(02269)、無錫薬明康徳新薬開発(02359)、石薬集団(01093)はそろって続伸。中銀香港(02388)は香港でステーブルコイン発行免許の申請を検討中と伝わり、買いを集めた。半導体受託製造のSMIC(00981)、AIクラウド事業を手掛ける百度(09888)も高い。前週末に2025年6月中間決算を発表したBYDエレクトロニック(00285)が大きく買われた半面、同社親会社のBYD(01211)が大幅安。ニット衣料大手の申洲国際集団(02313)、ショート動画プラットフォームの快手科技(01024)、自動車メーカーの吉利汽車(00175)も売られた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.20%高の5798.96ポイントと続伸。アリババ集団、BYDエレクトロニック、阿里健康、SMICが上昇率の上位だった。一方、同業の上海華力微電子を買収すると8月31日に発表した半導体受託製造の華虹半導体(01347)が大幅安だった。

(山下)


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