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NY株式サマリー(2日)=ダウ249ドル安 高値警戒感や債券利回り上昇を嫌気

市場概況
◆ダウ平均:45295.81 -249.07 -0.55%
◆S&P500:6415.54 -44.72 -0.69%
◆NASDAQ:21279.63 -175.92 -0.82%

 2日のNY株式相場は下落。3連休明けで9月入りとなったが、8月末までにS&P500が終値の最高値を20回更新するなど主要3指数が最高値圏で推移しバリュエーションの高さが意識される中、米債利回りの上昇が相場の重しとなった。米連邦控訴裁判所が関税の決定権は議会にあるとして、トランプ関税を違憲としたことで、徴収した関税の還付などによる財政悪化が懸念されたほか、欧州債相場が下落(利回りは上昇)したことも嫌気され、米10年債利回りは先週末の4.226%から4.265%に上昇し、米30年債利回りは一時5.0%の大台に迫った。

 ダウ平均は下落してスタートすると、一時596ドル安まで下落幅を拡大後、249.07ドル安(-0.55%)で終了。S&P500も一時1.54%安まで下落後、0.69%安で終了し、ナスダック総合は1.97%安まで下落後、0.82%安で終了。主要3指数はそろって2営業日続落した。S&P500の11セクターはエネルギー、生活必需品、ヘルスケアの3セクターが上昇し、不動産、資本財、IT、一般消費財、金融など8セクターが下落。ハイテク株はエヌビディアが2%近く下落したほか、アップル、アマゾン、テスラが1%超下落した。

 8月はダウ平均が3.20%高、S&P500が1.91%高とともに4カ月続伸し、ナスダック総合は1.58%高と5カ月続伸した。例年パフォーマンスが低調な8月としては異例の好調となった。しかし、9月は例年パフォーマンスが最悪の月で、S&P500は過去5年間で平均4.17%下落し、過去10年間では平均1.96%下落している。

 引け後の動きではアルファベットが時間外で約8%高。米連邦地裁がインターネット検索の独占禁止法違反問題で、ウェブ閲覧ソフト「クローム」の売却は求めなかったことが好感された。


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