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NY株式サマリー(3日)=ダウ24ドル安 アルファベットが急伸し、ナスダック総合とS&P500が反発

市場概況
◆ダウ平均:45271.23 -24.58 -0.05%
◆S&P500:6448.26 +32.72 +0.51%
◆NASDAQ:21497.73 +218.10 +1.02%

 3日のNY株式相場は高安まちまち。グーグルのインターネット検索の独占禁止法違反問題で、米連邦地裁がウェブ閲覧ソフト「クローム」の売却を求めなかったことが好感されたアルファベットが9.14%高と急伸し、同様の問題を抱えるアップルも4%近く上昇したことでハイテク株を中心に上昇した。一方、7月JOLTS求人件数が予想以上に減少したことで景気悪化懸念が強まり金融やエネルギーなどの景気敏感株が下落した。ダウ平均は一時315ドル安まで下落後、24.58ドル安(-0.05%)とわずかながら3営業日続落した一方、S&P500が0.51%高、ナスダック総合が1.02%高とともに3営業日ぶりに反発した。S&P500の11セクターはコミュニケーションの3.76%高を筆頭に、IT、一般消費財など4セクターが上昇した一方、エネルギーの2.30%安を筆頭に、素材、資本財、ヘルスケア、不動産など7セクターが下落した。ダウ平均採用銘柄はアップルが3.81%高となり、1銘柄でダウ平均を約54ドル押し上げた一方、シェブロン、アメリカン・エキスプレス、ボーイングが2%超下落し、3銘柄でダウ平均を約100ドル押し下げた。

 経済指標は、7月JOLTS求人件数が718.1万件と前月分改定値の735.7万件や市場予想の737.8万件を下回り、コロナパンデミック以降でほぼ最低水準となった。今週は金曜日に8月雇用統計が発表されるが、7月の非農業部門雇用者数(NFP)は予想を下回り、過去2カ月分も大幅に下方修正されたことで関税による景気悪化懸念が強まった。8月のNFPの予想は7.5万件と7月分の7.3万件からわずかに増加が見込まれているが、弱いJOLTS求人件数を受けて8月雇用統計への注目度が一段と高まった。


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