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香港株サマリー(5日)

市場概況
4日ぶり反発、本土株高が支え 素材株・医薬品株に買い

 5日の香港株式市場で、ハンセン指数は4日ぶりに反発。終値は前日比1.43%高の25417.98ポイントだった。中国企業指数は1.34%高の9057.22ポイント。メインボードの売買代金は概算で2999億4000万HKドル。

 ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ、次第に上げ幅を広げる展開。労働市場の悪化を背景に米連邦準備理事会(FRB)が16−17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを再開するとの期待が高まり、素材セクターや医療・ヘルスケアセクターを中心に買いが優勢だった。中国本土市場の主要株価指数がこの日の高値圏で引け、地合いの改善につながった。

 ハンセン指数構成銘柄では、太陽光パネル用ガラスの信義光能(00968)が7.54%高。中国当局が公表した電子IT産業支援策のなかで、過当競争を排除して太陽光発電などの分野で質の高い発展を実現する方針を示し、材料視された。前日売られた製薬の中国生物製薬(01177)と翰森製薬(03692)、石薬集団(01093)、医薬品受託開発の薬明生物技術(02269)と無錫薬明康徳新薬開発(02359)はそろって上昇。金鉱大手の紫金鉱業集団(02899)、アルミメーカーの中国宏橋(01378)、半導体受託製造のSMIC(00981)が大幅に反発した。香港不動産開発の恒隆地産(00101)も高い。半面、教育サービスの新東方教育科技(09901)、ビール大手のバドワイザーAPAC(01876)が続落した。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.95%高の5687.45ポイントと4日ぶりに反発。自動運転技術の地平線機器人(09660)が9%超上げたほか、SMICと同業の華虹半導体(01347)、ショート動画プラットフォームの快手科技(01024)が買われた。構成30銘柄のうち、下落は京東健康(06618)と蔚来集団(09866)の2銘柄だけだった。

(山下)


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