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中国株サマリー(8日)

市場概況
続伸、後場はプラス圏 ロボット関連などに買い

 週明け8日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前営業日比0.38%高の3826.84ポイントだった。深セン成分指数は0.61%高の12666.84ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で2兆4187億3000万元だった。

 上海総合指数は前場にマイナス圏に沈む場面もあったが、後場はプラス圏で堅調に推移した。米雇用統計を受けて米景気の減速懸念が強まったが、利下げ期待が高まったほか、新規資金の流入期待を背景に本土市場の先高観は強く、中国当局による景気対策への期待などから買いが広がった。一方、中国の税関総署が発表した2025年8月の貿易統計(米ドル建て)は輸出が前年同月比4.4%増、輸入が同1.3%増だった。市場予想はそれぞれ5.0%増、3.0%増。セクター別では、バッテリー素材や化学肥料が全面高となったほか、ゲームや海運・港湾も買われた。半面、保険が全面安。観光・ホテルや証券も売られた。

 A株市場では、ロボット関連銘柄とされる瀋陽新松機器人自動化(300024)や寧波均勝電子(600699)がストップ高をつけた。中国工業情報化部の李楽成部長が座談会で、新興産業や未来産業の育成を強調。人工知能やロボットなどの分野で発展を加速し、情報通信産業の競争力と先導的地位を強化すると表明したことが追い風となった。上海復星医薬(600196)や万華化学集団(600309)も高かった。半面、富士康工業互聯網(601138)が大きく下げたほか、紫金鉱業集団(601899)やウェイチャイ・パワー(000338)も売られた。

 上海B株指数は0.34%高の264.20ポイント、深センB株指数は0.55%高の1347.86ポイント。


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