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NY株式サマリー(11日)=ダウ617ドル高 利下げ見通しを受けて主要3指数がそろって最高値更新

市場概況
◆ダウ平均: 46108.00 +617.08 +1.36%
◆S&P500: 6587.47 +55.43 +0.85%
◆NASDAQ: 22043.07 +157.01 +0.72%

 11日のNY株式相場は上昇。注目された米8月消費者物価指数(CPI)がおおむね市場予想通りとなったことや、新規失業保険申請件数の悪化を受けて来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ見通しが維持され、幅広い銘柄が上昇した。ダウ平均が617.08ドル高(+1.36%)と大幅反発し、S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.85%高、0.72%高とともに4日続伸して終了。主要3指数はそろって取引時間中と終値の史上最高値を更新した。S&P500の11セクターはエネルギー(-0.04%)を除く10セクターが上昇。素材が2.14%高となったほか、ヘルスケア、一般消費財、金融、不動産が1%超上昇した。ダウ平均採用銘柄はボーイングが3.31%安となったものの、3M、シャーウィン・ウィリアムズが3%超上昇し、トラベラーズ、ホーム・デポ、ウォルマート、キャタピラーが2%超上昇した。

 米8月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.4%と7月分の+0.2%から伸びが加速し、市場予想の+0.3%を上回ったが、前年比では+2.9%と市場予想と一致した。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIは前月比+0.3%、前年比+3.1%とともに前月から横ばいとなり、市場予想と一致した。一方、新規失業保険申請件数が予想の23.5万件を上回る26.3万件となり、2021年10月以来の水準に悪化した。指標結果を受けて17日結果が公表されるFOMCでは利下げが確実視され、一部では0.50%の大幅利下げの可能性も意識された。米10年債利回りは前日の4.032%から4.026%に低下。一時、3.994%と4月7日以来の水準まで低下した。

(山下)


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