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中国株サマリー(16日)

市場概況
3日ぶり小反発、方向感欠く 自動車部品株に買い

 16日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら3営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.04%高の3861.87ポイントだった。深セン成分指数は0.45%高の13063.97ポイントと続伸した。上海、深セン両市場の売買代金は概算で2兆3414億100万元だった。

 上海総合指数は高く始まった後、前日終値を挟んで一進一退の方向感を欠く展開となった。米連邦準備理事会(FRB)が17日まで開く米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や、19日に予定されているトランプ米大統領と中国の習近平国家主席の協議を見極めたいとの気分が広がったもよう。通商問題や対ロシア制裁を巡る対立が米中首脳協議で解消されるかは不透明で、投資家が運用リスクを取りにくかった。セクター別では、電機や自動車部品、不動産サービス、物流が上昇した。半面、保険が全面安となったほか、レアメタル、バッテリー素材が下落した。

 A株市場では自動車部品関連の上昇が目立ち、寧波均勝電子(600699)と浙江三花智能控制(002050)がストップ高を付けたほか、安徽中鼎密封件(000887)が大きく買われた。スーパーコンピューターメーカーの曙光信息産業(603019)、レーザー機器メーカーの大族激光科技産業集団(002008)も大幅高。油圧シリンダーメーカーの江蘇恒立液圧(601100)、デパート運営の王府井集団(600859)、免税品店大手の中国旅遊集団中免(601888)も上昇した。一方、金融株の中国農業銀行(601288)、興業銀行(601166)、上海浦東発展銀行(600000)、中国太平洋保険(601601)が下落して相場の重荷だった。豚肉の新希望六和(000876)と牧原食品(002714)、アルミ大手の中国アルミ(601600)が安い。

 上海B株指数は0.65%高の264.92ポイントと続伸。深センB株指数は0.69%高の1359.55ポイントと3営業日ぶりに反発した。


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