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香港株サマリー(17日)

市場概況
反発、4年2カ月ぶり高値 ハイテク株に買い

 17日の香港市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比1.78%高の26908.39ポイントだった。中国企業指数は2.24%高の9596.77ポイント。メインボードの売買代金は概算で3602億8000万HKドル。

 ハンセン指数は高く始まり、じりじりと上げ幅を拡大。終盤は伸び悩んだものの、終値ベースで2021年7月23日以来およそ4年2カ月ぶりの高値を付けた。米連邦準備理事会(FRB)が17日まで開く米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、FOMCメンバーの政策金利見通しやパウエルFRB議長の記者会見次第で追加利下げ観測が高まるとの思惑から、ハイテク株を中心に買いが膨らんだもよう。香港特別行政区の李家超(ジョン・リー)行政長官がこの日の施政報告で示した資本市場振興策なども買い安心感につながった。

 ハンセン指数構成銘柄では、中国検索サービス大手の百度(09888)が16%近く上げたほか、大型ネット株のJDドットコム(09618)、美団(03690)、アリババ集団(09988)、テンセント(00700)が買われて相場を押し上げた。半導体受託製造のSMIC(00981)も大幅高。初めて国内で開発された深紫外線(DUV)露光装置の試験運用を進めていると伝わり、材料視された。白物家電の海爾智家(06690)は大幅に続伸した。半面、ガラス大手の信義ガラス(00868)、宝飾品販売の周大福珠宝(01929)が安い。製薬の中国生物製薬(01177)と石薬集団(01093)、金鉱大手の紫金鉱業集団(02899)は続落した。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は3.50%高の6290.09ポイントと大幅に4営業日続伸。百度(09888)のほかに人工知能(AI)ソフトウエアのセンスタイム(00020)、新興電気自動車メーカーの蔚来集団(09866)の上昇率が2桁台となった。構成30銘柄のうち下落は半導体製造装置のASMPT(00522)だけだった。


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