スポット
(19日終値)
ドル・円相場:1ドル=147.95円(前営業日比▲0.05円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=173.81円(▲0.63円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1746ドル(▲0.0042ドル)
ダウ工業株30種平均:46315.27ドル(△172.85ドル)
ナスダック総合株価指数:22631.48(△160.76)
10年物米国債利回り:4.12%(△0.02%)
WTI原油先物10月限:1バレル=62.68ドル(▲0.89ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=3705.8ドル(△27.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに小反落。日銀は今日まで開いた金融政策決定会合で市場予想通り政策金利を現行の0.50%に据え置くことを決めたと発表。ただ、2名の審議委員(高田委員・田村委員)が0.75%への利上げを主張したことが伝わると円買い・ドル売りが優勢に。東京午後には一時147.20円まで値を下げた。
もっとも、植田和男日銀総裁が会合後の記者会見で「今後の金融政策、もう少しデータを見たい」「経済の下振れリスク、そこそこある」などと述べ、追加利上げの時期について言及しなかったことが分かると、徐々に円売り・ドル買いが増えた。NY市場に入ると、米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが優勢となり、22時前に一時148.28円と8日以来の高値を付けた。
ただ、そのあとは200日移動平均線が位置する148.65円付近がレジスタンスとして意識されたため上値が重くなった。
・ユーロドルは3日続落。今週17日に一時1.1919ドルと2021年6月以来約4年3カ月ぶりの高値を付けたあとだけに、週末を控えたポジション調整目的の売りが出やすかった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると、前日の安値1.1750ドルを下抜けて一時1.1729ドルまで値を下げた。
なお、今週16日に米連邦準備理事会(FRB)理事に就任した米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長のミラン氏は「関税による目立ったインフレの兆候は見られない」などと話し、16−17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の利下げを主張したことの正当性を訴えた。
・ユーロ円は反落。日銀金融政策決定会合後に一時173.48円まで売り込まれた影響が残った。ただ、NY市場に限ればドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、史上最高値を更新した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も連日で過去最高値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)が今後も利下げを継続するとの見方が引き続き買いを促した。米中首脳が今後も対話を続ける姿勢を示したことも好感された。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、史上最高値で取引を終えた。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。週末を控えたポジション調整目的の売りが出たものの、本日は主要な米経済指標の発表などもなく手掛かり材料に欠けたことから、大きな方向感は出なかった。
・原油先物相場は3日続落。今週のFOMC後に為替相場でドルの堅調地合いが続いていることもドル建ての原油先物の重しとなった。また、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」による増産が引き続き相場の重しとなった。
・金先物相場は3日ぶり反発。17日のFOMC結果公表後に米長期金利の上昇とドル高が重しとなり、調整の売りに押されたが、FRBの利下げが続くとの観測が高いこともあり、金先物の堅調地合いは変わっておらず、安値拾いの買いが入った。
(中村)
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ドル・円相場:1ドル=147.95円(前営業日比▲0.05円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=173.81円(▲0.63円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1746ドル(▲0.0042ドル)
ダウ工業株30種平均:46315.27ドル(△172.85ドル)
ナスダック総合株価指数:22631.48(△160.76)
10年物米国債利回り:4.12%(△0.02%)
WTI原油先物10月限:1バレル=62.68ドル(▲0.89ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=3705.8ドル(△27.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに小反落。日銀は今日まで開いた金融政策決定会合で市場予想通り政策金利を現行の0.50%に据え置くことを決めたと発表。ただ、2名の審議委員(高田委員・田村委員)が0.75%への利上げを主張したことが伝わると円買い・ドル売りが優勢に。東京午後には一時147.20円まで値を下げた。
もっとも、植田和男日銀総裁が会合後の記者会見で「今後の金融政策、もう少しデータを見たい」「経済の下振れリスク、そこそこある」などと述べ、追加利上げの時期について言及しなかったことが分かると、徐々に円売り・ドル買いが増えた。NY市場に入ると、米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが優勢となり、22時前に一時148.28円と8日以来の高値を付けた。
ただ、そのあとは200日移動平均線が位置する148.65円付近がレジスタンスとして意識されたため上値が重くなった。
・ユーロドルは3日続落。今週17日に一時1.1919ドルと2021年6月以来約4年3カ月ぶりの高値を付けたあとだけに、週末を控えたポジション調整目的の売りが出やすかった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると、前日の安値1.1750ドルを下抜けて一時1.1729ドルまで値を下げた。
なお、今週16日に米連邦準備理事会(FRB)理事に就任した米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長のミラン氏は「関税による目立ったインフレの兆候は見られない」などと話し、16−17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の利下げを主張したことの正当性を訴えた。
・ユーロ円は反落。日銀金融政策決定会合後に一時173.48円まで売り込まれた影響が残った。ただ、NY市場に限ればドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、史上最高値を更新した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も連日で過去最高値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)が今後も利下げを継続するとの見方が引き続き買いを促した。米中首脳が今後も対話を続ける姿勢を示したことも好感された。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、史上最高値で取引を終えた。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。週末を控えたポジション調整目的の売りが出たものの、本日は主要な米経済指標の発表などもなく手掛かり材料に欠けたことから、大きな方向感は出なかった。
・原油先物相場は3日続落。今週のFOMC後に為替相場でドルの堅調地合いが続いていることもドル建ての原油先物の重しとなった。また、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」による増産が引き続き相場の重しとなった。
・金先物相場は3日ぶり反発。17日のFOMC結果公表後に米長期金利の上昇とドル高が重しとなり、調整の売りに押されたが、FRBの利下げが続くとの観測が高いこともあり、金先物の堅調地合いは変わっておらず、安値拾いの買いが入った。
(中村)
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