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NYマーケットダイジェスト・23日 株反落・金利低下・ドル小幅安・金最高値

スポット
(23日終値)
ドル・円相場:1ドル=147.64円(前営業日比▲0.08円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=174.45円(△0.08円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1815ドル(△0.0012ドル)
ダウ工業株30種平均:46292.78ドル(▲88.76ドル)
ナスダック総合株価指数:22573.47(▲215.51)
10年物米国債利回り:4.10%(▲0.04%)
WTI原油先物11月限:1バレル=63.41ドル(△1.13ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=3815.7ドル(△40.6ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
4−6月期米経常収支
     2513億ドルの赤字 4398億ドルの赤字・改
9月米製造業PMI速報値
        52.0       53.0
9月米サービス部門PMI速報値
        53.9       54.5
9月米総合PMI速報値
        53.6       54.6
9月米リッチモンド連銀製造業景気指数
        ▲17       ▲7

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は小幅ながら3日続落。1時30分過ぎに一時147.93円と日通し高値を付けたものの、上値は重かった。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが優勢になると、日本時間夕刻に付けた147.51円を下抜けて一時147.46円と日通し安値を更新した。
 なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日の講演で「短期的なインフレへのリスクは上方向、雇用へのリスクは下方向に傾いており、厳しい状況だ」「両面のリスクがあるということは、リスクの全くない道は存在しないことを意味する」などと述べたと伝わった。また、10月28−29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを支持するかどうかについては何も示唆しなかった。

・ユーロドルは小幅ながら続伸。パウエルFRB議長の講演を控えて様子見ムードが強く、しばらくは狭い範囲内での推移が続いた。ただ、米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.10%台まで低下すると次第にドル売りが優勢となり、一時1.1818ドルとアジア時間に付けた日通し高値1.1820ドルに迫った。

・ユーロ円は小幅続伸。日本時間夕刻に一時174.06円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。2時前には174.48円まで上昇し、アジア時間に付けた日通し高値174.49円に迫った。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は5日ぶりに反落。パウエルFRB議長が講演で「短期的なインフレへのリスクは上方向、雇用へのリスクは下方向に傾いており、厳しい状況だ」と発言すると、「追加利下げに慎重な姿勢を示した」と受け止められ、株売りにつながった。前日までに4日続伸し、史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りも出やすかった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日ぶりに反落した。

・米国債券相場で長期ゾーンは5日ぶりに反発。9月米製造業・サービス部門PMI速報値や同月米リッチモンド連銀製造業指数が予想より弱い内容だったことを受けて、買いが優勢となった。足もとで相場下落が続いたあとだけに、短期的な戻りを期待した買いも入った。

・原油先物相場は上昇。イラク政府とクルド自治区政府がトルコ経由での輸出再開を決定したものの、輸出が依然として滞っているとの見方が根強く買いが優勢となった。

・金先物相場は3日続伸。米利下げ観測やロシアを巡る地政学リスクから金の需要は衰えず、この日も買いが優勢に。史上最高値を連日で更新した。

(中村)


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