スポット
(29日終値)
ドル・円相場:1ドル=148.59円(前営業日比▲0.90円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=174.25円(▲0.70円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1727ドル(△0.0024ドル)
ダウ工業株30種平均:46316.07ドル(△68.78ドル)
ナスダック総合株価指数:22591.16(△107.09)
10年物米国債利回り:4.14%(▲0.03%)
WTI原油先物11月限:1バレル=63.45ドル(▲2.27ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=3855.2ドル(△46.2ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
8月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)
(前月比) 4.0% ▲0.3%・改
(前年比) 0.5% 0.5%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は続落。アジア時間に伝わった野口旭日銀審議委員の「政策金利調整の必要性がこれまで以上に高まりつつある」とのタカ派的な発言が相場の重しとなり、日本時間夕刻に一時148.47円まで下落した影響が残った。
NY市場序盤には148.81円付近まで下げ渋る場面もあったが、米政府機関の一部閉鎖の可能性が警戒される中、米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入ったため、戻りは鈍かった。
なお、ムサレム米セントルイス連銀総裁は追加利下げにオープンな姿勢を示しつつも、「インフレ率が目標を依然として上回っていることを踏まえると、政策運営は慎重に進めるべきだ」との見解を示した。また、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は「インフレの上振れリスクは低下した一方、雇用リスクは増加している」と述べた。
・ユーロドルは続伸。米連邦議会が政府運営を続けるための「つなぎ予算案」を30日までに可決できなければ、米政府の一部機関が閉鎖されるとの警戒感からユーロ買い・ドル売りが先行。23時前に一時1.1755ドルと日通し高値を付けた。
ただ、買い一巡後は伸び悩む展開に。8月米住宅販売保留指数が予想を大幅に上回ったことなどが相場の重しとなり、3時過ぎに1.1720ドル付近まで下押しした。
・ユーロ円は反落。日本時間夕刻に一時173.99円と日通し安値を付けたものの、22時過ぎには174.65円付近まで下げ渋った。ただ、買い戻しが一巡すると174.15円付近まで押し戻された。日銀の早期利上げ観測を背景に円買い・ユーロ売りが入りやすかった。
ポンド円はラムスデン英中銀(BOE)副総裁が「英雇用市場の軟化と賃金上昇率の正常化を背景に、一段の利下げが可能」と述べたことなどが相場の重しとなり、一時199.35円まで値を下げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。米利下げ継続期待を背景に買いが入った。エヌビディアなど人工知能(AI)関連株の一角に買いが集まったことも相場を下支えした。ただ、「つなぎ予算案」の成立が遅れて米政府機関の一部が閉鎖する可能性も警戒されたため、指数は下げに転じる場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸した。
・米国債券相場で長期ゾーンは上昇。米政府機関の一部閉鎖の可能性が警戒される中、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。
・原油先物相場は反落。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスが11月も引き続き増産する公算が高まったことから、原油先物価格は大幅に反落して引けた。また、イラクからトルコへの原油輸出が2年半ぶりに再開すると発表されたことも売り要因となった。
・金先物相場は3日続伸。米国の利下げ期待や、米予算案は合意に至らなければ1日0時1分に米政府機関が閉鎖する懸念があることで安全資産とされる金先物は3日続伸した。史上最高値を更新し、そのまま3800ドル半ばを保ったまま引けた。
(中村)
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ドル・円相場:1ドル=148.59円(前営業日比▲0.90円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=174.25円(▲0.70円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1727ドル(△0.0024ドル)
ダウ工業株30種平均:46316.07ドル(△68.78ドル)
ナスダック総合株価指数:22591.16(△107.09)
10年物米国債利回り:4.14%(▲0.03%)
WTI原油先物11月限:1バレル=63.45ドル(▲2.27ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=3855.2ドル(△46.2ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
8月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)
(前月比) 4.0% ▲0.3%・改
(前年比) 0.5% 0.5%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は続落。アジア時間に伝わった野口旭日銀審議委員の「政策金利調整の必要性がこれまで以上に高まりつつある」とのタカ派的な発言が相場の重しとなり、日本時間夕刻に一時148.47円まで下落した影響が残った。
NY市場序盤には148.81円付近まで下げ渋る場面もあったが、米政府機関の一部閉鎖の可能性が警戒される中、米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入ったため、戻りは鈍かった。
なお、ムサレム米セントルイス連銀総裁は追加利下げにオープンな姿勢を示しつつも、「インフレ率が目標を依然として上回っていることを踏まえると、政策運営は慎重に進めるべきだ」との見解を示した。また、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は「インフレの上振れリスクは低下した一方、雇用リスクは増加している」と述べた。
・ユーロドルは続伸。米連邦議会が政府運営を続けるための「つなぎ予算案」を30日までに可決できなければ、米政府の一部機関が閉鎖されるとの警戒感からユーロ買い・ドル売りが先行。23時前に一時1.1755ドルと日通し高値を付けた。
ただ、買い一巡後は伸び悩む展開に。8月米住宅販売保留指数が予想を大幅に上回ったことなどが相場の重しとなり、3時過ぎに1.1720ドル付近まで下押しした。
・ユーロ円は反落。日本時間夕刻に一時173.99円と日通し安値を付けたものの、22時過ぎには174.65円付近まで下げ渋った。ただ、買い戻しが一巡すると174.15円付近まで押し戻された。日銀の早期利上げ観測を背景に円買い・ユーロ売りが入りやすかった。
ポンド円はラムスデン英中銀(BOE)副総裁が「英雇用市場の軟化と賃金上昇率の正常化を背景に、一段の利下げが可能」と述べたことなどが相場の重しとなり、一時199.35円まで値を下げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。米利下げ継続期待を背景に買いが入った。エヌビディアなど人工知能(AI)関連株の一角に買いが集まったことも相場を下支えした。ただ、「つなぎ予算案」の成立が遅れて米政府機関の一部が閉鎖する可能性も警戒されたため、指数は下げに転じる場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸した。
・米国債券相場で長期ゾーンは上昇。米政府機関の一部閉鎖の可能性が警戒される中、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。
・原油先物相場は反落。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスが11月も引き続き増産する公算が高まったことから、原油先物価格は大幅に反落して引けた。また、イラクからトルコへの原油輸出が2年半ぶりに再開すると発表されたことも売り要因となった。
・金先物相場は3日続伸。米国の利下げ期待や、米予算案は合意に至らなければ1日0時1分に米政府機関が閉鎖する懸念があることで安全資産とされる金先物は3日続伸した。史上最高値を更新し、そのまま3800ドル半ばを保ったまま引けた。
(中村)
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