スポット
(9日終値)
ドル・円相場:1ドル=153.07円(前営業日比△0.38円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=177.00円(▲0.57円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1564ドル(▲0.0064ドル)
ダウ工業株30種平均:46358.42ドル(▲243.36ドル)
ナスダック総合株価指数:23024.63(▲18.75)
10年物米国債利回り:4.14%(△0.02%)
WTI原油先物11月限:1バレル=61.51ドル(▲1.04ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=3972.6ドル(▲97.9ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は6日続伸。米政府機関の一部閉鎖に伴い、主要な米経済指標の発表が延期される中、相場材料に乏しくしばらくは方向感が出なかった。
ただ、高市早苗自民党総裁がテレビ番組で「私の立場で利上げそのものについて発言すべきでない」「行き過ぎた円安を誘発するつもりはない」「財政健全化が必要ではないと言ったことは一度もない」などと述べたと伝わると円買い・ドル売りが進行。22時過ぎに一時152.14円と日通し安値を更新した。
もっとも、前日の安値151.74円が目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。米長期金利の上昇を背景に全般ドル買いが優勢になると、0時30分過ぎに一時153.23円と2月13日以来約8カ月ぶりの高値を更新した。
・ユーロドルは4日続落。フランスの政治情勢を巡る不安が和らぐ中、ユーロ買いが入ったものの、市場では「根本的な問題の解決は困難」との懸念も根強く戻りは鈍かった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが活発化すると、4時前に1.1542ドルと8月5日以来約2カ月ぶりの安値を更新した。
・ユーロ円は5日ぶりに反落。アジア時間に一時177.94円と1999年のユーロ導入以来の高値を更新したあとだけに、欧米市場では利益確定目的の売りが目立った。ユーロドルの下落につれた売りも出て一時176.78円と日通し安値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落。指数は過去最高値圏にあるだけに、短期的な過熱感を意識した売りが優勢となった。米政府機関の一部閉鎖が長期化するとの懸念も相場の重し。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落。前日に史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが出た。
・米国債券相場で長期ゾーンは下落。序盤は買いが入ったものの、そのあとは売りが優勢となり下げに転じた。市場では「米政府機関の一部閉鎖の影響で、相場材料となる米経済指標の発表が少なく、今週の債券相場は方向感に乏しい」との声が聞かれた。
・原油先物相場は2日以来、1週間ぶりの大幅反落。中東の地政学リスク後退を感じさせるニュースが伝わるなか、続伸が続いた後を受けた調整の売りが進んだ。イスラエルとイスラム組織ハマスが米政府の示した和平案に合意したという。中東からの原油供給に関する懸念を後退させた。
・金先物相場は2日以来、1週間ぶりの大幅反落。米金利上昇・ドル高が進むなか、史上最高値圏4000ドル超えの水準で持ち高調整の売りが強まった。金利上昇が金利のつかない資産である金の相対的な投資妙味低下を意識させた。ドル高がドル建て金価格の割高感にもつながり、売りが入りやすかった。
(中村)
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ドル・円相場:1ドル=153.07円(前営業日比△0.38円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=177.00円(▲0.57円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1564ドル(▲0.0064ドル)
ダウ工業株30種平均:46358.42ドル(▲243.36ドル)
ナスダック総合株価指数:23024.63(▲18.75)
10年物米国債利回り:4.14%(△0.02%)
WTI原油先物11月限:1バレル=61.51ドル(▲1.04ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=3972.6ドル(▲97.9ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は6日続伸。米政府機関の一部閉鎖に伴い、主要な米経済指標の発表が延期される中、相場材料に乏しくしばらくは方向感が出なかった。
ただ、高市早苗自民党総裁がテレビ番組で「私の立場で利上げそのものについて発言すべきでない」「行き過ぎた円安を誘発するつもりはない」「財政健全化が必要ではないと言ったことは一度もない」などと述べたと伝わると円買い・ドル売りが進行。22時過ぎに一時152.14円と日通し安値を更新した。
もっとも、前日の安値151.74円が目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。米長期金利の上昇を背景に全般ドル買いが優勢になると、0時30分過ぎに一時153.23円と2月13日以来約8カ月ぶりの高値を更新した。
・ユーロドルは4日続落。フランスの政治情勢を巡る不安が和らぐ中、ユーロ買いが入ったものの、市場では「根本的な問題の解決は困難」との懸念も根強く戻りは鈍かった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが活発化すると、4時前に1.1542ドルと8月5日以来約2カ月ぶりの安値を更新した。
・ユーロ円は5日ぶりに反落。アジア時間に一時177.94円と1999年のユーロ導入以来の高値を更新したあとだけに、欧米市場では利益確定目的の売りが目立った。ユーロドルの下落につれた売りも出て一時176.78円と日通し安値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落。指数は過去最高値圏にあるだけに、短期的な過熱感を意識した売りが優勢となった。米政府機関の一部閉鎖が長期化するとの懸念も相場の重し。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落。前日に史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが出た。
・米国債券相場で長期ゾーンは下落。序盤は買いが入ったものの、そのあとは売りが優勢となり下げに転じた。市場では「米政府機関の一部閉鎖の影響で、相場材料となる米経済指標の発表が少なく、今週の債券相場は方向感に乏しい」との声が聞かれた。
・原油先物相場は2日以来、1週間ぶりの大幅反落。中東の地政学リスク後退を感じさせるニュースが伝わるなか、続伸が続いた後を受けた調整の売りが進んだ。イスラエルとイスラム組織ハマスが米政府の示した和平案に合意したという。中東からの原油供給に関する懸念を後退させた。
・金先物相場は2日以来、1週間ぶりの大幅反落。米金利上昇・ドル高が進むなか、史上最高値圏4000ドル超えの水準で持ち高調整の売りが強まった。金利上昇が金利のつかない資産である金の相対的な投資妙味低下を意識させた。ドル高がドル建て金価格の割高感にもつながり、売りが入りやすかった。
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DZH Finacial Research
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