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中国株サマリー(16日)

市場概況
続伸、方向感乏しく 本土金融株に買い

 16日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.10%高の3916.23ポイントだった。深セン成分指数は0.25%安の13086.41ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆9311億3800万元だった。

 上海総合指数は方向感に乏しく、前日終値を挟んだ一進一退の展開。米中対立の激化懸念が重しとなる半面、第15次5カ年計画(2026−30年)草案を議論する中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)の開催を来週に控え、新たな経済政策への期待が地合いを支えた。週明けに7−9月期の国内総生産(GDP)や9月の小売売上高、鉱工業生産など主要経済指標の発表が予定されており、様子見気分も漂った。

 セクター別では、保険と銀行が全面高。石炭、海運・港湾運営、漢方薬なども買われた。半面、レアメタル、風力発電設備、貴金属、鉄鋼などが安かった。

 A株市場では、本土金融株の中国人寿保険(601628)、中信銀行(601998)、中国農業銀行(601288)や、通信設備大手の中興通訊(000063)、送配電用機器の思源電気(002028)、自動車メーカーの重慶長安汽車(000625)などの上昇が目立った。半面、前日に高かった油圧シリンダーメーカーの江蘇恒立液圧(601100)、熱制御部品メーカーの浙江三花智能控制(002050)、自動車部品メーカーの安徽中鼎密封件(000887)、テック株の浙江水晶光電科技(002273)が反落した。風力発電設備の新疆金風科技(002202)、小売りチェーンの永輝超市(601933)、ディスプレー広告大手の分衆伝媒信息技術(002027)なども売られた。

 上海B株指数は0.3%安の263.18ポイント、深センB株指数は0.16%安の1356.26ポイント。


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