ホーム » マーケットニュース » 香港株サマリー(20日)

香港株サマリー(20日)

市場概況
3日ぶり大幅反発、米中対立懸念が後退

 週明け20日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに大幅反発。終値は前営業日比2.42%高の25858.83ポイントだった。中国企業指数は2.45%高の9232.67ポイント。メインボードの売買代金は概算で2391億6000万HKドル。

 ハンセン指数は高く始まり、堅調に推移。前週末の米株式相場が反発した流れを引き継ぎ、貿易を巡る米国と中国の対立激化への警戒感が後退して買い直しが膨らんだ。トランプ米大統領は17日、米FOXのニュース番組で、対中関税の大幅な引き上げは「持続可能ではない」と述べ、2週間後に韓国で中国の習近平国家主席と会談する見通しを明らかにした。もっとも、ハンセン指数の50日移動平均線(大引け時点で25887.04ポイント)が上値のめどとして意識され、終値は同水準を下回った。中国国家統計局が午前に発表した7−9月の実質国内総生産(GDP)は前年同期比4.8%増。市場予想通りとなり、相場の反応は限られた。

 ハンセン指数構成銘柄では大型ネット株のアリババ集団(09988)とテンセント(00700)、保険株のAIAグループ(01299)が大幅高となり、相場の上昇を主導。オンラインゲームのネットイース(09999)、石油株のペトロチャイナ(00857)、香港商業不動産の九龍倉置業地産(01997)、ニット衣料大手の申洲国際集団(02313)が大きく反発した。半面、不動産開発の龍湖集団(00960)、デザイナーズトイ大手のポップマート(09992)が逆行安。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は3.00%高の5933.17ポイントと3営業日ぶりに反発。構成30銘柄が全て上昇した。ネットイースとアリババ集団のほか、医薬品ネット通販の京東健康(06618)、半導体受託製造のSMIC(00981)が上昇率上位を占めた。

(山下)


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る