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NYマーケットダイジェスト・23日 株反発・金利上昇・原油高・円安

スポット
(23日終値)
ドル・円相場:1ドル=152.57円(前営業日比△0.59円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=177.26円(△0.80円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1618ドル(△0.0007ドル)
ダウ工業株30種平均:46734.61ドル(△144.20ドル)
ナスダック総合株価指数:22941.80(△201.40)
10年物米国債利回り:4.00%(△0.05%)
WTI原油先物12月限:1バレル=61.79ドル(△3.29ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=4145.6ドル(△80.2ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
      <発表値>    <前回発表値>
9月米中古住宅販売件数
(前月比)   1.5%      ▲0.2%
(年率換算件数)406万件     400万件

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ユーロドルは小幅ながら続伸。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.00%台まで上昇したことなどを手掛かりにユーロ売り・ドル買いが先行。20時30分前に一時1.1585ドルと日通し安値を付けた。
 ただ、前日の安値1.1577ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。貿易問題を巡る米中対立への警戒が再び高まる中、ユーロ買い・ドル売りが入りやすい面もあった。23時30分過ぎには一時1.1620ドルと日通し高値を付けた。前日の高値1.1622ドルが目先レジスタンスとして意識されると1.1604ドル付近まで下押ししたものの、引けにかけては再び強含み1.1620ドル付近まで持ち直している。

・ドル円は5日続伸。高市政権の発足に伴う円売りが根強い中、1時30分前に一時152.80円と日通し高値を更新した。米長期金利の上昇に伴うドル買いも入った。ただ、重要なインフレ指標である9月米消費者物価指数(CPI)の発表を明日24日に控えて、一本調子で上昇する展開にはならなかった。10日の高値153.27円がレジスタンスとして意識された面もある。NY時間の安値は22時前に付けた152.46円付近で値幅は34銭程度と狭い範囲内での推移となった。
 なお、レビット米ホワイトハウス報道官はこの日、「トランプ米大統領は来週30日に韓国で習近平・中国国家主席と会談する予定だ」と明らかにした。

・ユーロ円は4日続伸。ドル円の上昇やユーロドルの持ち直しにつれた円売り・ユーロ買いが優勢になると、1時30分前に一時177.45円と日通し高値を付けた。ただ、9日に付けたユーロ導入以来の高値177.94円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。好決算を発表した企業が相次いだことで投資家心理が上向いた。レビット米ホワイトハウス報道官が「トランプ米大統領は来週30日に韓国で習近平・中国国家主席と会談する予定だ」と明らかにすると、貿易問題を巡る米中対立への警戒が薄れ、相場を下支えした。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発。

・米国債券相場で長期ゾーンは4日ぶりに反落。明日24日の9月米CPIの発表を控えて、持ち高調整目的の売りが出た。米国株相場の上昇も相場の重し。

・原油先物相場は大幅に続伸。米政府が22日にロシアの石油最大手2社に制裁を科すことを発表すると、世界の原油需給が引き締まるとの観測から原油は買いが優勢となった。

・金先物相場は3日ぶりに反発。米政府が22日にロシアの石油最大手2社に制裁を科すことを発表したことで、ロシアとウクライナを巡る地政学的リスクが高まったとの見方から、相対的に安全資産とされる金に買いが集まった。

(中村)


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