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中国株サマリー(4日)

市場概況
反落、米利下げ観測後退 貴金属・車載電池関連が安い

 4日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.41%安の3960.19ポイントだった。深セン成分指数は1.71%安の13175.22ポイントと反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆9157億5800万元だった。

 上海総合指数は小安く寄り付き、序盤は前日終値を挟んでもみ合い。中盤以降は下げ幅を広げたが、大引けにかけてやや値を戻して終えた。米利下げ継続観測が後退した上、米中貿易摩擦の再燃懸念がくすぶり、投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めたもよう。ベッセント米財務長官は2日、米FOXニュースの番組で、中国がレアアースの輸出規制を続けた場合、トランプ米政権は対中関税を引き上げる用意があると警告した。セクター別ではバッテリー素材と貴金属が全面安となったほか、電機、バッテリー、風力発電設備が下落した。半面、銀行と保険が全面高となり、相場を一定程度下支えした。観光、鉄道、送電設備も上昇した。

 A株市場では、リチウム電池材料の寧波杉杉(600884)、自動車部品の寧波均勝電子(600699)、金鉱大手の紫金鉱業集団(601899)、電子機器受託製造の立訊精密工業(002475)、車載電池の国軒高科(002074)がそろって大幅に続落した。一方、銀行株が買いを集め、中信銀行(601998)、上海銀行(601229)、招商銀行(600036)が大幅高となった。送配電用機器メーカーの思源電気(002028)は5%超上昇した。

 上海B株指数は0.40%安の259.69ポイント、深センB株指数は0.70%安の1306.80ポイントとともに反落した。

(山下)


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