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NYマーケットダイジェスト・7日 株まちまち・金利上昇・ドル神経質

スポット
(7日終値)
ドル・円相場:1ドル=153.42円(前営業日比△0.36円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=177.44円(△0.69円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1566ドル(△0.0019ドル)
ダウ工業株30種平均:46987.10ドル(△74.80ドル)
ナスダック総合株価指数:23004.54(▲49.45)
10年物米国債利回り:4.10%(△0.02%)
WTI原油先物12月限:1バレル=59.75ドル(△0.32ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=4009.8ドル(△18.8ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
11月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)
        50.3       53.6
9月米消費者信用残高
       130.9億ドル   31.3億ドル・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は反発。NY時間に入って米10年債利回りが4.11%台まで上昇すると、153.48円付近まで買いが先行。その後は11月米ミシガン大学消費者態度指数・速報値が約3年半ぶりの低水準に落ち込み、米10年債利回りが4.06%台まで低下した影響で153.02円付近まで弱含んだが、153.00円手前で下値の堅さを確認すると再び買い戻しが入った。
 米上院民主党は政府機関の再開を巡る交渉で、医療保険制度(オバマケア)への補助金の1年延長を提案。政府機関の閉鎖解消に向けた期待が高まるとドル買いで反応し、一時153.59円まで本日高値を更新した。ただ、関係者筋の話として「米共和党はこの提案を拒否した」との報道が伝わったため、引けにかけては買いも一服となった。

・ユーロドルは3日続伸。欧州時間からの買いの流れを引き継いだ。さえない米指標を手掛かりにドル売りの反応が見られた場面では一時1.1591ドルと10月30日以来の高値を更新。もっとも、その後は週末を控えた持ち高調整の売りが進み、1.15ドル台半ばまで上値を切り下げた。

・ユーロ円は反発。ドル円の上昇につれて23時30分前には177.61円まで本日高値を更新。その後も177円台半ばの高値圏で底堅く推移した。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。人工知能(AI)関連銘柄の割高感が意識されたことで売りが先行した。ただ、米民主党が政府のつなぎ予算成立に向けて歩み寄りを提案したと伝わると買い戻しが入り、プラス圏に浮上した。一方で、この提案は米共和党が拒否したとの報道も伝わっている。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落した。

・米国債券相場で長期ゾーンは反落。11月米ミシガン大学消費者態度指数・速報値が約3年半ぶりの水準まで落ち込んだことを受けて債券買いが先行。もっとも、その後は米政府機関の閉鎖解除に向けた期待から戻り売りに押された。

・原油先物相場は4営業日ぶりに反発。前日まで3日続落した反動で持ち高調整の買いが入った。ただ、世界的な石油供給過剰懸念が根強い中、米政府機関の一部閉鎖に伴う管制官不足で米国内40カ所の空港で航空交通量を10%減らす方針が示されたことも重しに上値は限られた。

・金先物相場は反発。米株のさえない動きや、予想比下振れの11月米ミシガン大学消費者態度指数・速報値の結果を受けて米長期金利が低下し、為替相場ではドル安が進んだことを手掛かりに金は買いが優勢となった。

(岩間)


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