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東京外国為替市場概況・15時 ドル円、上昇やや一服

市場概況
 10日午後の東京外国為替市場でドル円は上昇がやや一服。15時時点では153.94円と12時時点(153.90円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。米政府機関再開への期待感の高まりを受けたドル買いが強まると、早朝につけた154円を上抜けた。ただ、6日高値154.14円が目先の抵抗水準として意識され、154.07円まで上昇したところで買いの勢いは緩んだ。一方で、売り戻しも153円後半で限られている。
 なお、中川日銀審議員の発言「経済・物価の見通しが実現していくとすれば、経済・物価情勢の改善に応じて、引き続き政策金利を引き上げ」などが伝わったものの、市場の反応は限定的だった。

 ユーロ円は底堅い。15時時点では177.98円と12時時点(177.87円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。堅調な日経平均を眺めながら、178.08円付近まで上がり早朝につけた本日高値178.09円に迫った。上値を切り下げたドル円につれて178円を再び割り込むも、下押し幅は限られた。

 ユーロドルはじり高。15時時点では1.1562ドルと12時時点(1.1558ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。午前中に先週末安値1.1530ドルの手前で底堅さを確認し、午後は1.1560ドル台まで買い戻しが優勢となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.36円 – 154.07円
ユーロドル:1.1542ドル – 1.1575ドル
ユーロ円:177.15円 – 178.09円


(小針)


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