スポット
(13日終値)
ドル・円相場:1ドル=154.56円(前営業日比▲0.23円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=179.80円(△0.35円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1633ドル(△0.0040ドル)
ダウ工業株30種平均:47457.22ドル(▲797.60ドル)
ナスダック総合株価指数:22870.36(▲536.10)
10年物米国債利回り:4.12%(△0.05%)
WTI原油先物12月限:1バレル=58.69ドル(△0.20ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=4194.5ドル(▲19.1ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は反落。過去最長となった米政府機関の一部閉鎖は終了したものの、市場の関心が米政府再開後の経済指標の発表に向かう中、米経済減速への懸念から全般ドル売りが先行した。米国株相場や日経平均先物が大幅に下落したことも相場の重しとなり、一時154.13円と日通し安値を更新した。ダウ平均は一時840ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比1280円安の5万0020円まで下げた。
ただ、前日の安値154.05円や一目均衡表転換線153.93円がサポートとして意識されると下げ渋った。6時過ぎには154.59円付近まで下げ幅を縮めた。米連邦準備理事会(FRB)高官から12月の利下げに慎重なコメントが相次ぎ、米利下げ観測が後退したことも相場を下支えしたようだ。
なお、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁は「12月の金利についてはまだ最終決定していない」「インフレ率を2%に引き下げるにはまだ努力が必要」と述べたほか、ハマック米クリーブランド連銀総裁は「高インフレが依然として続いている」「政策はある程度引き締め的な姿勢を維持する必要がある」などと発言。また、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁は「インフレ率は3%と依然として高すぎる」「12月の利下げについてはまだ強い意向はない」と話したほか、ムサレム米セントルイス連銀総裁は「金融政策を過度に緩和的にせずに追加的な利下げを実施する余地は限られている」などと語った。
・ユーロドルは3日続伸。米政府閉鎖の影響で発表が遅れていた米経済指標の内容を見極めたいとの雰囲気が広がる中、全般ドル売りが進行。3時前に一時1.1656ドルと日通し高値を更新した。
ただ、10月29日の高値1.1666ドルや28日の高値1.1669ドルがレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米利下げ観測の後退で米長期金利が上昇したことも相場の重し。
・ユーロ円は5日続伸。2時過ぎに一時179.93円と1999年のユーロ導入以来の高値を付けた。ただ、節目の180.00円に接近した場面では戻り売りや利食い売りなどが出たため、やや伸び悩んだ。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は5日ぶりに大幅反落。過去最長となった米政府機関の一部閉鎖は終了したものの、前週末から閉鎖解除に向けた動きを好感した買いが断続的に入り、連日で史上最高値を更新していただけに、利益確定目的の売りが優勢となった。FRB高官から12月の利下げに慎重なコメントが相次ぎ、利下げ観測が後退したことも相場の重しとなった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は大幅に3日続落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは下落。FRB高官から12月の利下げに慎重なコメントが相次ぐと、利下げ観測が後退し債券売りが優勢となった。30年債入札の結果が「低調だった」と受け止められたことも相場の重し。
・原油先物相場は反発。前日の大幅下落の反動で買いが入るも、世界的な供給過剰懸念が上値を抑えた。EIA石油在庫統計で原油の在庫が積み増されたことが明らかとなると売られる場面も見られた。
・金先物相場は反落。米10年債利回りが一時4.11%台に上昇し、金利のつかない金の投資妙味が薄れると売りが優勢となった。前日に大きく上昇したことで利益確定の売りも出たもよう。
(中村)
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ドル・円相場:1ドル=154.56円(前営業日比▲0.23円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=179.80円(△0.35円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1633ドル(△0.0040ドル)
ダウ工業株30種平均:47457.22ドル(▲797.60ドル)
ナスダック総合株価指数:22870.36(▲536.10)
10年物米国債利回り:4.12%(△0.05%)
WTI原油先物12月限:1バレル=58.69ドル(△0.20ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=4194.5ドル(▲19.1ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は反落。過去最長となった米政府機関の一部閉鎖は終了したものの、市場の関心が米政府再開後の経済指標の発表に向かう中、米経済減速への懸念から全般ドル売りが先行した。米国株相場や日経平均先物が大幅に下落したことも相場の重しとなり、一時154.13円と日通し安値を更新した。ダウ平均は一時840ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比1280円安の5万0020円まで下げた。
ただ、前日の安値154.05円や一目均衡表転換線153.93円がサポートとして意識されると下げ渋った。6時過ぎには154.59円付近まで下げ幅を縮めた。米連邦準備理事会(FRB)高官から12月の利下げに慎重なコメントが相次ぎ、米利下げ観測が後退したことも相場を下支えしたようだ。
なお、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁は「12月の金利についてはまだ最終決定していない」「インフレ率を2%に引き下げるにはまだ努力が必要」と述べたほか、ハマック米クリーブランド連銀総裁は「高インフレが依然として続いている」「政策はある程度引き締め的な姿勢を維持する必要がある」などと発言。また、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁は「インフレ率は3%と依然として高すぎる」「12月の利下げについてはまだ強い意向はない」と話したほか、ムサレム米セントルイス連銀総裁は「金融政策を過度に緩和的にせずに追加的な利下げを実施する余地は限られている」などと語った。
・ユーロドルは3日続伸。米政府閉鎖の影響で発表が遅れていた米経済指標の内容を見極めたいとの雰囲気が広がる中、全般ドル売りが進行。3時前に一時1.1656ドルと日通し高値を更新した。
ただ、10月29日の高値1.1666ドルや28日の高値1.1669ドルがレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米利下げ観測の後退で米長期金利が上昇したことも相場の重し。
・ユーロ円は5日続伸。2時過ぎに一時179.93円と1999年のユーロ導入以来の高値を付けた。ただ、節目の180.00円に接近した場面では戻り売りや利食い売りなどが出たため、やや伸び悩んだ。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は5日ぶりに大幅反落。過去最長となった米政府機関の一部閉鎖は終了したものの、前週末から閉鎖解除に向けた動きを好感した買いが断続的に入り、連日で史上最高値を更新していただけに、利益確定目的の売りが優勢となった。FRB高官から12月の利下げに慎重なコメントが相次ぎ、利下げ観測が後退したことも相場の重しとなった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は大幅に3日続落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは下落。FRB高官から12月の利下げに慎重なコメントが相次ぐと、利下げ観測が後退し債券売りが優勢となった。30年債入札の結果が「低調だった」と受け止められたことも相場の重し。
・原油先物相場は反発。前日の大幅下落の反動で買いが入るも、世界的な供給過剰懸念が上値を抑えた。EIA石油在庫統計で原油の在庫が積み増されたことが明らかとなると売られる場面も見られた。
・金先物相場は反落。米10年債利回りが一時4.11%台に上昇し、金利のつかない金の投資妙味が薄れると売りが優勢となった。前日に大きく上昇したことで利益確定の売りも出たもよう。
(中村)
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DZH Finacial Research
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