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NYマーケットダイジェスト・18日 株安・金利低下・円安

スポット
(18日終値)
ドル・円相場:1ドル=155.51円(前営業日比△0.25円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=180.09円(△0.11円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1581ドル(▲0.0011ドル)
ダウ工業株30種平均:46091.74ドル(▲498.50ドル)
ナスダック総合株価指数:22432.85(▲275.22)
10年物米国債利回り:4.11%(▲0.03%)
WTI原油先物12月限:1バレル=60.74ドル(△0.83ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=4066.5ドル(▲8.0ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
      <発表値>    <前回発表値>
8月米製造業新規受注
(前月比)   1.4%       ▲1.3%
11月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数
        38         37
9月対米証券投資動向
短期債を含む 1901億ドル    1871億ドル
短期債を除く 1798億ドル    1342億ドル

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は続伸。日銀の早期利上げ観測の後退や日本の財政悪化懸念から円売り・ドル買いが優勢となった。米国株相場の下落が相場の重しとなり、一時155.05円付近まで下げる場面もあったが、下押しは限定的。米長期金利が低下幅を縮めたことなどを手掛かりに再び買いが強まると、3時過ぎに一時155.73円と2月3日以来の高値を更新した。
 ただ、2月3日の高値155.89円が目先レジスタンスとして働くと上昇は一服し、155円台半ばでのもみ合いに転じた。

・ユーロドルは小幅ながら3日続落。NY勢参入後にユーロ買い・ドル売りが優勢になると、0時30分過ぎに1.1608ドルと日通し高値を付けたものの、ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだユーロ売り・ドル買いのフローが観測されると失速した。2時30分前には一時1.1572ドルと日通し安値を更新した。もっとも、12日の安値1.1563ドルが目先サポートとして働くと下げ渋った。
 米政府機関の一部閉鎖終了を受け、見送られてきた米経済指標の発表が今週から再開。明日19日には8月米貿易収支、20日には9月米雇用統計が発表される。市場では指標結果を確認したいとの雰囲気が広がり、方向感が出にくい地合いとなった。

・ユーロ円は小幅続伸。3時過ぎに一時180.29円と1999年のユーロ導入以来の高値を更新した。高市政権の積極財政への懸念が根強く、全般円売りが出やすい中、じり高の展開となった。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落。米連邦準備理事会(FRB)による追加利下げ観測が後退する中、この日も売りが続いた。人工知能(AI)への過剰投資やハイテク株の割高感に対する懸念も相場の重し。市場では「19日にエヌビディアの決算発表を控えて、ハイテク株に売りが集まった」との声が聞かれ、指数は一時670ドル超下げた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落した。

・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。米国株相場の下落を受けて相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。ただ、米利下げ観測の後退が相場の重しとなり、上値は限定的となった。

・原油先物相場は反発。米金融機関が、2026年は増産によりロシア以外の石油は供給過剰になるとの見通しを発表したことで、原油先物は売りが優勢となる場面があった。ただ、米国のロシアに対する制裁を前に、ロシア産原油の販売がすでに減少しているとの報道もあり、徐々に買い戻しが入り、小幅に反発して引けた。

・金先物相場は4日続落。米長期金利の指標とされる10年債利回りが4.13%台まで上昇したこともあり、金利のつかない金先物は売りが優勢になり4日続落して引けた。

(中村)


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