スポット
(24日終値)
ドル・円相場:1ドル=156.89円(前営業日比△0.48円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=180.70円(△0.58円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1521ドル(△0.0008ドル)
ダウ工業株30種平均:46448.27ドル(△202.86ドル)
ナスダック総合株価指数:22872.01(△598.93)
10年物米国債利回り:4.02%(▲0.04%)
WTI原油先物1月限:1バレル=58.84ドル(△0.78ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=4094.2ドル(△14.7ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は反発。「積極財政」を掲げる高市政権の下で日本の財政悪化への懸念が高まる中、円先安観を手掛かりに円売り・ドル買いが先行。米利下げ観測を支えに米国株相場が上昇すると、投資家心理が改善し全般円売りが加速した。24時過ぎには一時157.19円と日通し高値を更新した。
ただ、前週末の高値157.54円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利の低下や、政府・日銀による為替介入への警戒感が相場の上値を抑えた。
なお、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事は「次回会合では利下げを支持。その後は会合ごとに判断する」と述べたほか、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁は「労働市場の急激な悪化リスクの高まりを理由に、12月の会合での利下げを支持する」などと語った。
・ユーロドルは7日ぶりに小反発。ユーロポンドの上昇をきっかけにユーロ買い・ドル売りが先行。米長期金利の低下も相場の支援材料となり、22時前に一時1.1550ドルと日通し高値を付けた。ただ、前週末の高値1.1552ドルが目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。ユーロポンドが失速したことも相場の重しとなり、1.1512ドル付近まで下押しした。
・ユーロ円は反発。円先安観を背景に円売り・ユーロ買いが進行すると、22時過ぎに一時181.27円と日通し高値を付けた。ただ、前週末の高値181.66円がレジスタンスとして働くと伸び悩んだ。
・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは底堅い動き。対ドルでは一時8万5231ドル前後まで下落したものの、そのあとは一転上昇し8万9217ドル前後まで値を上げた。また、対円では1340万円台まで売られたあと1397万円台まで買い戻された。市場では「現物ビットコインETFに機関投資家の資金が戻り始めたようだ」との声が聞かれた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。21日にはウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が12月利下げの可能性を示したほか、本日はウォラーFRB理事やデイリー米サンフランシスコ連銀総裁が12月利下げを支持する姿勢を示唆。FRBの追加利下げ観測が高まる中、ハイテク株などに買いが集まった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は大幅に続伸した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続伸。複数のFRB高官が12月の利下げ支持を表明したことで、米利下げ観測が高まると買いが優勢となった。
・原油先物相場は4日ぶりに反発。米国が提案した露・ウクライナ和平案にウクライナや欧州諸国が難色を示しており、ウクライナ情勢の不透明感が拭えない。同地域の緊張継続を背景とした供給停滞が続くとの見方が原油相場を下支え。ユーロほか主要通貨に対するドルの重さも、ドル建て原油価格の換算値を押し上げる一因となった。
・金先物相場は続伸。米長期金利が前週末より低水準で推移し、金利が付かない資産である金の投資妙味を相対的に高める方向で作用。対ユーロなど主要通貨に対してドルが重く推移したことも、ドル建て金相場の換算値を押し上げる結果につながった。
(中村)
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ドル・円相場:1ドル=156.89円(前営業日比△0.48円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=180.70円(△0.58円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1521ドル(△0.0008ドル)
ダウ工業株30種平均:46448.27ドル(△202.86ドル)
ナスダック総合株価指数:22872.01(△598.93)
10年物米国債利回り:4.02%(▲0.04%)
WTI原油先物1月限:1バレル=58.84ドル(△0.78ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=4094.2ドル(△14.7ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は反発。「積極財政」を掲げる高市政権の下で日本の財政悪化への懸念が高まる中、円先安観を手掛かりに円売り・ドル買いが先行。米利下げ観測を支えに米国株相場が上昇すると、投資家心理が改善し全般円売りが加速した。24時過ぎには一時157.19円と日通し高値を更新した。
ただ、前週末の高値157.54円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利の低下や、政府・日銀による為替介入への警戒感が相場の上値を抑えた。
なお、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事は「次回会合では利下げを支持。その後は会合ごとに判断する」と述べたほか、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁は「労働市場の急激な悪化リスクの高まりを理由に、12月の会合での利下げを支持する」などと語った。
・ユーロドルは7日ぶりに小反発。ユーロポンドの上昇をきっかけにユーロ買い・ドル売りが先行。米長期金利の低下も相場の支援材料となり、22時前に一時1.1550ドルと日通し高値を付けた。ただ、前週末の高値1.1552ドルが目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。ユーロポンドが失速したことも相場の重しとなり、1.1512ドル付近まで下押しした。
・ユーロ円は反発。円先安観を背景に円売り・ユーロ買いが進行すると、22時過ぎに一時181.27円と日通し高値を付けた。ただ、前週末の高値181.66円がレジスタンスとして働くと伸び悩んだ。
・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは底堅い動き。対ドルでは一時8万5231ドル前後まで下落したものの、そのあとは一転上昇し8万9217ドル前後まで値を上げた。また、対円では1340万円台まで売られたあと1397万円台まで買い戻された。市場では「現物ビットコインETFに機関投資家の資金が戻り始めたようだ」との声が聞かれた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。21日にはウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が12月利下げの可能性を示したほか、本日はウォラーFRB理事やデイリー米サンフランシスコ連銀総裁が12月利下げを支持する姿勢を示唆。FRBの追加利下げ観測が高まる中、ハイテク株などに買いが集まった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は大幅に続伸した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続伸。複数のFRB高官が12月の利下げ支持を表明したことで、米利下げ観測が高まると買いが優勢となった。
・原油先物相場は4日ぶりに反発。米国が提案した露・ウクライナ和平案にウクライナや欧州諸国が難色を示しており、ウクライナ情勢の不透明感が拭えない。同地域の緊張継続を背景とした供給停滞が続くとの見方が原油相場を下支え。ユーロほか主要通貨に対するドルの重さも、ドル建て原油価格の換算値を押し上げる一因となった。
・金先物相場は続伸。米長期金利が前週末より低水準で推移し、金利が付かない資産である金の投資妙味を相対的に高める方向で作用。対ユーロなど主要通貨に対してドルが重く推移したことも、ドル建て金相場の換算値を押し上げる結果につながった。
(中村)
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