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NYマーケットダイジェスト・25日 株高・金利低下・ドル安

スポット
(25日終値)
ドル・円相場:1ドル=156.03円(前営業日比▲0.86円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=180.45円(▲0.25円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1569ドル(△0.0048ドル)
ダウ工業株30種平均:47112.45ドル(△664.18ドル)
ナスダック総合株価指数:23025.59(△153.58)
10年物米国債利回り:3.99%(▲0.03%)
WTI原油先物1月限:1バレル=57.95ドル(▲0.89ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=4177.3ドル(△46.5ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
      <発表値>    <前回発表値>
9月米卸売物価指数(PPI)
(前月比)    0.3%      ▲0.1%
(前年比)    2.7%     2.7%・改
食品とエネルギーを除くコア指数
(前月比)    0.1%      ▲0.1%
(前年比)    2.6%     2.9%・改
9月米小売売上高
(前月比)    0.2%      0.6%
(除く自動車)  0.3%     0.6%・改
8月米企業在庫
(前月比)    0.0%     0.1%・改
11月米リッチモンド連銀製造業景気指数
         ▲15       ▲4
11月米消費者信頼感指数
          88.7     95.5・改
10月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)
(前月比)    1.9%     0.1%・改
(前年比)   ▲0.4%     1.7%・改
10月米財政収支
     2844億ドルの赤字  1980億ドルの黒字

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は反落。米ADP民間雇用者数が低調な結果となったほか、9月米小売売上高や同月米卸売物価指数(PPI)、11月米消費者信頼感指数が予想を下回ったことが分かると、米利下げ観測が高まり全般ドル売りが優勢となった。「ハセット米国家経済会議(NEC)委員長が次期米連邦準備理事会(FRB)議長人事の最有力候補」との一部報道もドル売りを促し、2時30分前に一時155.80円と日通し安値を更新した。FRBが米政権の意向をくんだ利下げ路線を取るとの思惑が高まった。
 ただ、一目均衡表転換線が位置する155.76円がサポートとして意識されると下げ渋る展開に。引けにかけては156円台前半まで下値を切り上げた。

・ユーロドルは続伸。低調な米経済指標が相次いだことで、米利下げ観測が高まり全般ドル売りが出やすい地合いとなった。次期FRB議長人事を巡る報道もドル売りを促し、3時過ぎに一時1.1586ドルと日通し高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時99.65まで低下した。

・ユーロ円は小反落。21時30分過ぎに一時180.85円付近まで値を上げたものの、東京午前に付けた日通し高値180.86円が目先レジスタンスとして意識されると失速。そのあとは180円台半ばでのもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸。この日発表の9月米小売売上高や同月米PPI、11月米消費者信頼感指数が予想を下回り、米利下げ観測が高まると株買いが優勢となった。「FRBの次期議長候補としてハセットNEC委員長が有力」との報道も相場の支援材料。FRBが米政権の意向をくんだ利下げ路線を取るとの思惑が高まった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日続伸した。

・米国債券相場で長期ゾーンは4日続伸。低調な米経済指標が相次いだことや次期FRB議長人事を巡る報道を受けて、米利下げ観測が高まると債券買いが優勢となった。

・原油先物相場は小反落。露・ウクライナ和平案について、ウクライナや欧州諸国が当初の米国案を修正して合意に動くとの見方になってきた。同地域を巡る原油供給の停滞解消へ一歩近づいたとして、売りが強まった。ただ、ロシア側から修正内容について警戒を示す声も聞かれ、終盤は下落幅を縮小する動きとなった。

・金先物相場は大幅に3日続伸。米長期金利の指標である10年債利回りが3.98%台まで低下。金利が付かない資産である金の相対的な投資妙味を高める結果につながった。ユーロなど主要通貨に対するドル安も、ドル建て金相場の割安感につながり、買いを促した。ドルの価値低下により、ドルの代替として金が買われた側面もあった。

(中村)


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