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日経平均サマリー(1日)

市場概況
日経平均は5日ぶり大幅反落 下げ幅を4桁に広げる場面も

 12月に入り1日の日経平均は5日ぶり大幅反落。終値は950円安の49303円。米国株高を受けて買いが先行したものの、すぐに上値が重くなってマイナス転換。半導体株や電線株などAI関連に大きく売られる銘柄が多く、9時台半ば辺りからは鋭角的に下を試しにいった。10時過ぎに900円超下げたところでいったん売り圧力が和らいだが、後場に入ると下げ幅を4桁に拡大。植田日銀総裁の講演を受けて12月の利上げが急速に意識され、東京時間で円高も進む中、深押ししても買いは手控えられた。終値では4桁安は回避したものの、安値圏で取引を終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で5兆3800億円。業種別ではプラスは銀行と石油・石炭の2業種のみで、保険が小幅な下げにとどまった。一方、電気・ガス、鉱業、不動産などが大幅に下落した。12月の日銀の利上げが意識されたことから、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、みずほFG<8411.T>のメガバンク3行が逆行高。半面、国内長期金利上昇に対する警戒から、三井不動産<8801.T>や住友不動産<8830.T>など不動産株の下げが大きくなった。


日経平均
 49303.28 -950.63
先物
 49300 -950
TOPIX
 3338.33 -40.11

(山下)


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