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中国株サマリー(1日)

市場概況
続伸、3900ポイントを回復 1週半ぶり高値

 週明け1日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前営業日比0.65%高の3914.01ポイントだった。深セン成分指数は1.25%高の13146.72ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆8739億3700万元だった。

 上海総合指数は高く寄り付いた後、心理的節目の3900ポイントを挟んだ一進一退の展開だったが、後場半ば以降に一段高となり、11月20日以来およそ1週間半ぶりの高値で終えた。中国国家統計局が発表した11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)と非製造業PMI、中国金融情報会社の瑞霆狗(深セン)信息技術(RatingDog)が1日発表した11月のRatingDog中国製造業PMIはいずれも弱い内容となったものの、景況感の悪化を受けて中国政府が景気支援策を強化するとの思惑が広がり、買いを支えたもよう。

 セクター別では、貴金属が全面高。消費者向け電子製品、電子化学品、採掘、非鉄金属なども高い。半面、電源設備、化学肥料、投資・金融関連、バッテリーなどが売られた。

 A株市場では、通信設備大手の中興通訊(000063)がストップ高。中国ネット大手の字節跳動(バイトダンス)の人工知能(AI)「豆包(ドウバオ)」を搭載したスマートフォン試作機「nubia M153」を販売すると発表したことが材料視された。免税店運営の中国旅遊集団中免(601888)、航空会社の中国国際航空(601111)、産金大手の紫金鉱業集団(601899)、半導体製造装置メーカーの北方華創科技集団(002371)なども買いを集めた。半面、債務問題が懸念されている不動産大手の万科企業(000002)や、同業の保利発展控股集団(600048)が売られたほか、自動車メーカーの広州汽車集団(601238)、風力発電設備の新疆金風科技(002202)などが安かった。

 上海B株指数は0.01%高の252.35ポイント、深センB株指数は0.35%高の1299.15ポイント。

(山下)


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