NY株式サマリー（1日）＝ダウ427ドル安と6日ぶりに反落　ビットコインが大幅安

◆ダウ平均: 47289.33 -477.09 -0.90%
◆NASDAQ： 23275.92 -89.77 -0.38%

　1日のNY株式相場は下落。先週まで主要3指数が5営業日続伸したことや、ビットコイン価格が約6％安の8万6000ドル台に下落したことでセンチメントが悪化した。日本や欧州の債券安を受けて米10年債利回りが上昇したことも重しとなった。ホリデーシーズンの消費堅調期待でウォルマートやアルタ・ビューティー、ウォルト・ディズニーなどが上昇した一方、ブロードコム（-4.19％）、スーパー・マイクロ・コンピューター（-1.30％）などAI関連株の一角には利益確定売りが続いた。ただ、エヌビディアによる投資が好感されたシノプシスが4.85％上昇し、エヌビディアも1.65％上昇した。ダウ平均は終日マイナス圏で推移し、427.09ドル安（-0.90％）と一日の安値圏で終了。ハイテク株主体のナスダック総合は1.09％安まで下落後、0.38％安で終了。ともに6営業日ぶりに反落した。

　業種別ではエネルギー、IT、一般消費財の3セクターが小幅に上昇した一方、公益、ヘルスケア、資本財、不動産、コミュニケーション、金融など8セクターが下落した。ダウ平均採用銘柄はウォルト・ディズニーが2.20％高、エヌビディア、アップル、ナイキが1％超上昇した一方、メルク、マクドナルド、アムジェンが2％超下落し、ユナイテッドヘルス、ゴールドマン・サックス、コカ・コーラ、アメリカン・エキスプレス、ボーイング、キャタピラーなど11銘柄が1％超下落した。

(松井)

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