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香港株サマリー(3日)

市場概況
3日ぶり反落、中国サービスPMI悪化が重荷

 3日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反落。前場終値は前日比1.28%安の25760.73ポイントだった。中国企業指数は1.68%安の9028.55ポイント。メインボードの売買代金は概算で1643億6000万HKドル。

 ハンセン指数は始値で心理的節目の26000ポイントを下回り、じりじりと下げ幅を拡大。100日移動平均(大引け時点で25789.06ポイント)を割り込み、この日の安値圏で終えた。午前に発表された11月のRatingDog中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)を受け、中国景気の先行き不透明感が改めて意識されたもよう。同サービスPMIは52.1と前月比0.5ポイント低下し、5カ月ぶりの低水準だった。

 ハンセン指数構成銘柄では、生保大手の中国人寿保険(02628)、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)が売られて相場の重荷だった。不動産開発の華潤置地(01109)と恒基兆業地産(00012)、オンラインゲームのネットイース(09999)、ボトル入り飲料水大手の農夫山泉(09633)も安い。ビール大手の華潤ビール(00291)、教育サービスの新東方教育科技(09901)は続落した。半面、電動工具の創科実業(00669)、アルミメーカーの中国宏橋(01378)、豚肉大手の万洲国際(00288)が続伸した。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.58%安の5534.92ポイントと続落。企業向けクラウドの金蝶国際ソフト(00268)、新興電気自動車メーカーの小鵬汽車(09868)と蔚来集団(09866)、自動運転技術の地平線機器人(09660)の下げがきつい。一方、半導体株の華虹半導体(01347)、ASMPT(00522)が買われた。

(山下)


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