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東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が重い

市場概況
 4日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。10時時点では155.11円とニューヨーク市場の終値(155.25円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。本邦債券が続落(利回りが上昇)して始まったことでドル円の上値が重くなり155.02円まで弱含んだ。ただ、昨日安値155.01円や買いオーダーが観測される155.00円を割り込めず、東京仲値の値決めにかけては買い戻しが入り売りは一服となった。なお、本邦10年債利回りは2007年7月以来となる1.9%台まで上昇した。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では180.90円とニューヨーク市場の終値(181.21円)と比べて31銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の売りに連れて180.83円まで弱含んだ。もっとも、クロス円全体を通すとまちまちな動き。豪ドル円は、豪州の金融政策に敏感な3年債利回りが1月以来となる4%台まで上昇していることが支えになり、102.60円まで上値を広げ年初来高値を更新した。

 ユーロドルは小幅安。10時時点では1.1663ドルとニューヨーク市場の終値(1.1671ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円の売りが重しになり、小幅に売られた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.02円 - 155.28円
ユーロドル:1.1659ドル - 1.1675ドル
ユーロ円:180.83円 - 181.23円


(松井)


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