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東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が重い

市場概況
 5日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。10時時点では154.97円とニューヨーク市場の終値(155.10円)と比べて13銭程度のドル安水準だった。本邦債券市場が小幅ながらも反発(利回りは低下)して始まったこともあり、前日のNY時間からの買い戻しの流れが継続し155.23円までじり高。ただ、片山財務相が金融政策に「具体的な金融政策の方法は日銀に任せている」と発言すると、政権与党も日銀の利上げに同意していると捉えた節もあり徐々に上値が重くなった。東京仲値の値決めが過ぎると、154.94円まで下押ししている。

 ユーロ円はもみ合い。10時時点では180.54円とニューヨーク市場の終値(180.61円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。ドル円に連れて180.77円まで小幅に買われる場面もあったが、ドル円の上昇が一服していることで上値も抑えられてもみ合い。なお、日経平均は大幅に反落しているが、クロス円が連れることはほぼ無かった。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.1650ドルとニューヨーク市場の終値(1.1644ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。円の動きが中心となっていることで狭いレンジ内で小動き。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.94円 - 155.23円
ユーロドル:1.1641ドル - 1.1651ドル
ユーロ円:180.51円 - 180.77円


(松井)


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