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東京マーケットダイジェスト・8日 円上値重い・株一進一退

スポット
ドル円:1ドル=155.20円(前営業日NY終値比▲0.13円)
ユーロ円:1ユーロ=180.90円(△0.08円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1656ドル(△0.0014ドル)
日経平均株価:50581.94円(前営業日比△90.07円)
東証株価指数(TOPIX):3384.31(△21.75)
債券先物12月物:133.84円(▲0.10円)
新発10年物国債利回り:1.965%(△0.015%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
        <発表値>    <前回発表値>
10月毎月勤労統計(現金給与総額)
 前年同月比   2.6%      2.1%・改
7-9月期実質国内総生産(GDP)改定値
 前期比     ▲0.6%     ▲0.4%
 前期比年率   ▲2.3%     ▲1.8%
10月国際収支速報
経常収支(季節調整前)
      2兆8335億円の黒字 4兆4833億円の黒字
経常収支(季節調整済)
      2兆4764億円の黒字 4兆3476億円の黒字
貿易収支
       983億円の黒字  2360億円の黒字

11月景気ウオッチャー調査
  現状判断指数  48.7      49.1
  先行き判断指数 50.3      53.1

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は方向感がない。7−9月期実質国内総生産(GDP)改定値が弱い内容だったことを受けて円売りが先行すると一時155.38円まで値を上げた。ただ、上昇スタートの日経平均株価が下落に転じると一転して154.90円まで下押しした。一方で、一巡後は本邦実需勢の買いが観測されて155.20円台まで切り返すなど下値も限られた。

・ユーロ円は底堅い。日本株の一転下落を受けて180.50円まで下げる場面があったが、下値は限定的。日本株が再び持ち直すにつれたうえ、シュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事が「次の動きが利上げとの見方に異論はない」と発言すると181.10円まで買い上げられた。

・ユーロドルは強含み。ユーロ円の底堅さを支えにじり高の動きに。シュナーベルECB専務理事の発言が伝わると1.1672ドルまで上値を伸ばした。

・日経平均株価は小反発。先週末の米国株が上昇したことを好感して180円超上昇してスタートしたが、ソフトバンクやアドバンテストなど値嵩株が売られると一転して260円超安まで急失速した。一方で、内需株などが物色され再びプラス圏を回復した。

・債券先物相場は4日続落。前週末終値を挟んで方向感を欠いていたが、国債増発や日銀の利上げに対する警戒感から次第に売りが強まった。なお、20年債利回りは一時2.945%と1999年6月以来の高水準を付けた。


(越後)


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