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香港株サマリー(8日)

市場概況
3日ぶり反落、本土系銀行株に売り FOMC控え様子見も

 週明け8日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反落。終値は前営業日比1.23%安の25765.36ポイントだった。中国企業指数は1.25%安の9083.53ポイント。メインボードの売買代金は概算で2062億3000万HKドル。

 ハンセン指数は小動きで始まった後、前場に下げ幅を広げ、前週末に終値ベースで回復していた26000ポイントを割り込んだ。後場は100日移動平均線(大引け時点で25833.82ポイント)付近で推移し、結局はこの日の安値圏で終えた。中国景気不安がくすぶるなか、本土系銀行株が売られて相場の重荷となった。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を10日(香港時間11日未明)に控えて様子見ムードも広がった。

 ハンセン指数構成銘柄では、前週末に高かった招商銀行(03968)、中国建設銀行(00939)、中国工商銀行(01398)、中国銀行(03988)がそろって大幅に下落。この日からハンセン指数構成銘柄となった信達生物製薬(01801)も大きく売られた。中国デザイナーズトイ大手のポップマート(09992)が8.5%安のほか、石炭大手の中国神華能源(01088)、アルミメーカーの中国宏橋(01378)が反落した。一方、人工知能(AI)半導体子会社の分離上場を検討中と発表した百度(09888)が大幅高。半導体受託製造のSMIC(00981)、ガラス大手の信義ガラス(00868)、保険大手の中国平安保険(02318)も買われた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.09ポイント高の5662.55ポイントと小幅ながら3営業日続伸。百度とSMICのほかにSMICと同業の華虹半導体(01347)が買われた。半面、企業向けクラウドの金蝶国際ソフト(00268)が大幅安だった。


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