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香港株サマリー(11日)

市場概況
小幅反落、本土株安が重荷 ハイテク株に売り

 11日の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に反落。終値は前日比0.04%安の25530.51ポイントだった。中国企業指数は0.23%安の8934.28ポイント。メインボードの売買代金は概算で1824億7000万HKドル。

 ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継いで高く始まったものの、前場に値を下げる展開。後場はおおむね小安く推移して終えた。米連邦準備理事会(FRB)が10日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場予想通りに0.25%の利下げを決め、短期国債の買い入れを始める方針を示したことが好感された半面、きょうの中国本土市場で主要株価指数が下落し、地合いが悪化。中国の景気不安からハイテク株が売られて相場の重荷となった。セクター別では素材、一般消費財、工業が下げた半面、金融が上げた。

 ハンセン指数構成銘柄では、医薬品ネット通販の阿里健康(00241)、半導体受託製造のSMIC(00981)が売られた。パソコン大手のレノボグループ(00992)、カジノ運営のサンズ・チャイナ(01928)、アルミメーカーの中国宏橋(01378)は反落。前日大引け後に11月の製品出荷量を発表した舜宇光学科技(02382)も売られた。一方、英金融大手のHSBC(00005)が続伸して一定の相場の下支えとなった。製薬の翰森製薬(03692)、香港不動産開発の恒基兆業地産(00012)、豚肉大手の万洲国際(00288)も買われた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.83%安の5534.59ポイントと反落。阿里健康のほか、半導体受託製造の華虹半導体(01347)や自動運転技術の地平線機器人(09660)、ゲーム・オフィスソフト大手のキングソフト(03888)、企業向けクラウドの金蝶国際ソフト(00268)が大きく下げた。半面、生活アプリ運営の美団(03690)が上昇した。


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