スポット
(12日終値)
ドル・円相場:1ドル=155.81円(前営業日比△0.22円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=182.94円(△0.29円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1740ドル(△0.0002ドル)
ダウ工業株30種平均:48458.05ドル(▲245.96ドル)
ナスダック総合株価指数:23195.17(▲398.69)
10年物米国債利回り:4.18%(△0.02%)
WTI原油先物1月限:1バレル=57.44ドル(▲0.16ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=4328.3ドル(△15.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反発。米長期金利の指標である10年債利回りが4.19%台まで上昇すると全般ドル買いが先行。高市政権の積極財政姿勢を背景とした財政悪化懸念から円売りが出やすい面もあり、22時前には一時156.13円と日通し高値を更新した。
ただ、前日の高値156.16円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。ダウ平均が一時360ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物が大証終値比1020円安の4万9740円まで下げたことも相場の重しとなった。
なお、「日銀は18−19日に開く金融政策決定会合で政策金利を現行の0.50%から0.75%に引き上げる公算が大きい」との報道が相次いだものの、市場は日銀の利上げをほぼ織り込んでおり、反応は限られた。「焦点はその後の利上げペースについて植田和男日銀総裁が何を話すかに移っている」との声も聞かれた。
・ユーロドルはほぼ横ばい。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが先行すると22時前に一時1.1720ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。3時30分過ぎには1.1750ドルと日通し高値を更新した。
もっとも、今日一日の値幅は0.0030ドル程度と小さかった。
・ユーロ円は6日続伸。ドル円の上昇につれた買いが入ったほか、日本の財政悪化を懸念した円売りが出ると、1時前に一時183.16円と1999年のユーロ導入以来の高値を更新した。ただ、日米株価指数の下落に伴う円買い・ユーロ売りが入ると伸び悩んだ。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落。決算内容が嫌気された半導体のブロードコムが急落したことで、人工知能(AI)投資を巡る不透明感が高まると、ハイテク株中心に売りが出た。前日に史上最高値を更新したあとだけに、利益確定目的の売りも出やすかった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落。「一部のデータセンターの完成が2027年から28年にずれ込む」との報道が伝わったオラクルが軟調に推移した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。週末を控えたポジション調整目的の売りが出たものの、今後の利下げを巡って米連邦準備理事会(FRB)内で意見が分かれる中、相場は大きな方向感が出なかった。市場では「来週の11月米雇用統計や同月米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたい雰囲気もあった」との声が聞かれた。
・原油先物相場は小幅続落。需給の緩みが意識されて軟調に推移。ただ、米軍が10日にベネズエラ沖で石油タンカーを拿捕し、今後も同様の行動に出る可能性があると伝えられたことで、地政学的リスクが意識されて下値は限定的となっている。
・金先物相場は続伸。対ユーロでドルが弱含むのをながめ、ドル建てで取引される金の割安感が意識されて買いが入った。ただ、史上最高値圏に迫る中、週末を前にした利益確定の売りなどで下げに転じる場面も見られた。
(中村)
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ドル・円相場:1ドル=155.81円(前営業日比△0.22円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=182.94円(△0.29円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1740ドル(△0.0002ドル)
ダウ工業株30種平均:48458.05ドル(▲245.96ドル)
ナスダック総合株価指数:23195.17(▲398.69)
10年物米国債利回り:4.18%(△0.02%)
WTI原油先物1月限:1バレル=57.44ドル(▲0.16ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=4328.3ドル(△15.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反発。米長期金利の指標である10年債利回りが4.19%台まで上昇すると全般ドル買いが先行。高市政権の積極財政姿勢を背景とした財政悪化懸念から円売りが出やすい面もあり、22時前には一時156.13円と日通し高値を更新した。
ただ、前日の高値156.16円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。ダウ平均が一時360ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物が大証終値比1020円安の4万9740円まで下げたことも相場の重しとなった。
なお、「日銀は18−19日に開く金融政策決定会合で政策金利を現行の0.50%から0.75%に引き上げる公算が大きい」との報道が相次いだものの、市場は日銀の利上げをほぼ織り込んでおり、反応は限られた。「焦点はその後の利上げペースについて植田和男日銀総裁が何を話すかに移っている」との声も聞かれた。
・ユーロドルはほぼ横ばい。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが先行すると22時前に一時1.1720ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。3時30分過ぎには1.1750ドルと日通し高値を更新した。
もっとも、今日一日の値幅は0.0030ドル程度と小さかった。
・ユーロ円は6日続伸。ドル円の上昇につれた買いが入ったほか、日本の財政悪化を懸念した円売りが出ると、1時前に一時183.16円と1999年のユーロ導入以来の高値を更新した。ただ、日米株価指数の下落に伴う円買い・ユーロ売りが入ると伸び悩んだ。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落。決算内容が嫌気された半導体のブロードコムが急落したことで、人工知能(AI)投資を巡る不透明感が高まると、ハイテク株中心に売りが出た。前日に史上最高値を更新したあとだけに、利益確定目的の売りも出やすかった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落。「一部のデータセンターの完成が2027年から28年にずれ込む」との報道が伝わったオラクルが軟調に推移した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。週末を控えたポジション調整目的の売りが出たものの、今後の利下げを巡って米連邦準備理事会(FRB)内で意見が分かれる中、相場は大きな方向感が出なかった。市場では「来週の11月米雇用統計や同月米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたい雰囲気もあった」との声が聞かれた。
・原油先物相場は小幅続落。需給の緩みが意識されて軟調に推移。ただ、米軍が10日にベネズエラ沖で石油タンカーを拿捕し、今後も同様の行動に出る可能性があると伝えられたことで、地政学的リスクが意識されて下値は限定的となっている。
・金先物相場は続伸。対ユーロでドルが弱含むのをながめ、ドル建てで取引される金の割安感が意識されて買いが入った。ただ、史上最高値圏に迫る中、週末を前にした利益確定の売りなどで下げに転じる場面も見られた。
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