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香港株サマリー(18日)

市場概況
続伸、 終盤に上昇 本土銀行株が高い

 18日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.12%高の25498.13ポイントだった。中国企業指数は0.02%安の8841.51ポイント。メインボードの売買代金は概算で1623億7000万HKドル。

 ハンセン指数は安く始まった。前日の米株式相場が下落した流れを引き継ぎ、投資家が巨額投資の採算性が懸念されるハイテク・グロース株から資金を引き揚げる動きを強めたもよう。前場に一時小高くなった後、マイナス圏で推移したが、大引けにかけて上げに転じて終えた。中国本土市場で銀行株が全面高となり、買いの勢いが香港市場に波及した。セクター別では、エネルギーと金融が上げた半面、一般消費財が下げた。

 ハンセン指数構成銘柄では、本土系銀行株の招商銀行(03968)、中国工商銀行(01398)、中国建設銀行(00939)が買われて相場を押し上げた。製薬の石薬集団(01093)、石油大手のシノペック(00386)、石炭大手の中国神華能源(01088)は大幅に続伸。宅配大手の中通快逓(02057)、香港不動産開発の恒基兆業地産(00012)も高い。半面、恒基兆業地産と同業の恒隆地産(00101)、スマートフォン大手の小米集団(01810)、宝飾品販売の周大福珠宝(01929)が反落した。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.73%安の5418.29ポイントと反落。人工知能(AI)ソフトウエアのセンスタイム(00020)が4%超下落したほか、小米集団やパソコン大手のレノボグループ(00992)が安い。半面、新エネルギー車のリープモーター(09863)が買われた。

(山下)


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