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香港株サマリー(22日)

市場概況
4日続伸、素材株に買い SMICが大幅高

 週明け22日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続伸。終値は前営業日比0.43%高の25801.77ポイントだった。中国企業指数は0.43%高の8939.68ポイント。メインボードの売買代金は概算で1697億7000万HKドル。

 ハンセン指数は高く寄り付き、おおむね20日移動平均線(大引け時点で25755.43ポイント)付近でもみ合った。前週末のNY市場で人工知能(AI)関連株を中心にハイテク株が買われ、香港市場にも勢いが波及した。中国本土市場で主要株価指数が上昇したことも投資家心理を支えたもよう。ただ、週後半にクリスマスの休場を控え、一段と買い上がる動きは限定的。後場には一時、小安くなる場面もあった。セクター別では素材が上げた半面、医療・ヘルスケアが軟調だった。

 ハンセン指数構成銘柄では半導体受託製造のSMIC(00981)が6%近く上昇した。中国デザイナーズトイ大手のポップマート(09992)も高い。金鉱大手の紫金鉱業集団(02899)、医薬品ネット通販の京東健康(06618)、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(09961)は続伸した。半面、医薬品受託開発の薬明生物技術(02269)と無錫薬明康徳新薬開発(02359)が大幅に反落した。香港不動産開発の恒隆地産(00101)、スマートフォン大手の小米集団(01810)、製薬の信達生物製薬(01801)も売られた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.87%高の5526.83ポイントと続伸。AIソフトウエアのセンスタイム(00020)が6営業日ぶりに大幅反発した。ほかにSMICと同業の華虹半導体(01347)、京東健康、トリップ・ドットコムが上昇率上位だった。一方、新エネルギー車のリープモーター(09863)、企業向けクラウドの金蝶国際ソフト(00268)が反落した。

(山下)


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