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香港株サマリー(31日)

市場概況
反落、半日立ち会い 持ち高整理の売りが重荷

 31日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前日比0.87%安の25630.54ポイントだった。中国企業指数は比0.86%安の8913.68ポイント。メインボードの売買代金は概算で1189億6000万HKドル。大みそかのため、午前のみの立ち会いだった。

 ハンセン指数は安く寄り付き、次第に下げ幅を広げた。大引けにかけて下落率が1%を超える場面があった。年内最終売買日とあって、幅広いセクターで利益確定や持ち高整理の売りが優勢。前日の米株式相場の下落も投資家心理を冷やしたもよう。中国国家統計局と中国金融情報会社のRatingDogがそれぞれ午前に発表した12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)はともに市場予想を上回り、景況感の分かれ目となる50を超えたものの、市場の反応は限られた。

 ハンセン指数構成銘柄では、製薬の信達生物製薬(01801)が大幅安。ネット株のネットイース(09999)とトリップ・ドットコム(09961)、教育サービスの新東方教育科技(09901)、自動車販売の中升集団(00881)、新エネルギー車のBYD(01211)が反落した。半面、中国検索エンジン大手の百度(09888)、光学部品メーカーの舜宇光学科技(02382)が高い。前日大引け後に2025年12月期業績見通しを発表した紫金鉱業集団(02899)も買われた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.12%安の5515.98ポイントと反落。ネットイース、トリップ・ドットコム、BYDのほか、電気自動車のリープモーター(09863)が下落率上位だった。半面、百度、舜宇光学科技、人工知能(AI)ソフトウエアのセンスタイム(00020)が続伸した。


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