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週間為替展望(豪ドル/ZAR)-NZドル、インフレが鈍化するか注目

市場見通し
◆豪ドル、対円では神経質な動きに警戒
◆NZドル、中銀の予測通りにインフレが鈍化するか注目
◆ZAR、12月CPIに注意

予想レンジ
豪ドル円 103.00-108.00円
南ア・ランド円 9.40-9.90円

1月19日週の展望
 豪ドルは神経質な展開となりそうだ。来週は22日に12月雇用統計の公表が予定されているが、市場の注目は28日の10-12月期消費者物価指数(CPI)や2月2-3日の豪準備銀行(RBA)金融政策決定理事会に向いており、相場への影響は一時的なものにとどまるだろう。

 一方で、為替市場では円相場を取り巻く環境について市場が神経質になっている。高市政権が衆議院を解散する意向を示し、自民党の勝利で積極財政の実現性が高まるとの思惑から円売りが進んだが、その後は通貨当局者から相次いで円安けん制発言が伝わった。
来週は22-23日に日銀の金融政策決定会合も控えており、日銀の金融政策を巡る思惑や為替介入への警戒感からドル円・クロス円が神経質に上下する可能性もあるだろう。さらに、世論調査などで現在の自民党勝利を前提としたシナリオが変化するといったケースにも注意が必要になる。豪ドルも対円では荒い値動きとなるリスクへの対応をしっかりとしておきたい。

 隣国のニュージーランドでは23日に予定されている10-12月期CPIに注目。昨年の12月1日付けでNZ準備銀行(RBNZ)の新総裁に就任したブレマン氏はこれまでに「経済は11月の予測に沿って推移している」「政策金利はしばらくの間2.25%にとどまるだろう」と言及しており、RBNZの金融緩和政策は一段落した可能性が高まっている。2月18日にはブレマン総裁の下で初の金融政策決定会合が開催されるが、今回のCPIは金融政策を決定する際の重要な判断材料として意識されそうだ。

 なお、RBNZは昨年11月に「CPIは2026年半ばに目標レンジの中央値である2%付近を回復する(2025年10-12月期の予想値は2.7%)」との予測を示しており、7-9月期に3.0%まで再加速していたインフレ率がRBNZの想定通りに鈍化するか確認しておきたい。

 南アフリカ・ランド(ZAR)も神経質な動きを予想している。来週は21日に12月CPIの発表が予定されている。翌週の29日に南アフリカ準備銀行(SARB)の金融政策決定委員会(MPC)を控えるなか、こちらも直前のインフレ指標とあって注目しておきたい。

 また、他のクロス円と同様にZAR円も神経質な動きとなる可能性に注意が必要だろう。対ドルでは2022年8月以来のZAR高水準での推移が続いているが、来週もドル円相場との両にらみを続ける必要がありそうだ。

1月12日週の回顧
 豪ドルは対円で買いが先行。一時2024年7月以来の106円台後半まで上値を伸ばしたが、その後は買いも一服した。対ドルでは方向感の乏しい動きとなり、0.6700ドルを挟んだ水準で神経質に上下した。ZARも対円では2015年8月以来の高値となる9.74円まで一時上昇。対ドルでも2022年8月以来のZAR高水準で底堅く推移した。(了)

(執筆:1月16日、9:00)


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