TradingView(トレーディングビュー)の出来高プロファイルってなんだ?・・・出来高を時系列ではなく価格水準ごとに把握する
TradingView(トレーディングビュー)のチャートには、出来高プロファイルというインジケーターが内蔵されています。(Essential以上のプランで使用可能)
このインジケーターを使うと、レジスタンスやサポートとなりそうな水準を予想するのに役立ちます。
【注】FX市場では正確な出来高を把握することはできないため、レートの更新頻度(ティック数)を出来高として扱っています。
よって以下で出来高という表現を使っている箇所はティック数を示しています。
出来高プロファイルとは?
出来高プロファイルとは、価格水準ごとの出来高を表示するインジケーターです。
出来高というと時系列の出来高の量と価格の動きで分析するのが一般的ですが、この出来高プロファイルでは価格水準ごとの出来高を使用して分析する場合に使います。
出来高プロファイルの種類
TradingViewの出来高プロファイルには、集計方法の異なる6つの種類があります。
SVP(セッション出来高プロファイル)
セッション出来高プロファイルは、期間を1日で区切り、1日の出来高ごとに表示する場合に使います。
VRVP(可視範囲出来高プロファイル)
可視範囲出来高プロファイルは、チャートに表示されている足の部分の全ての期間の出来高を表示します。
FRVP(固定期間出来高プロファイル)
固定期間出来高プロファイルは、チャート上で任意に設定した期間の出来高を表示します。
AAVP(オートアンカー出来高プロファイル)
オートアンカー出来高プロファイルは、表示中の時間足で最も重要な価格と出来高の水準を自動判別して、出来高を表示します。
PVP(周期出来高プロファイル)
周期出来高プロファイルは、短期足のチャートに長期足の出来高を表示します。
例えば、画像のように5分足チャートに日足の出来高を表示することができます。
SVP(セッション出来高プロファイルHD)
セッション出来高プロファイルHDは、通常のセッション出来高プロファイルと基本的には同じですが、チャートの拡大・縮小に応じて、出来高の表示サイズを自動で調整してくれます。
出来高プロファイルの見方
出来高プロファイルは、グラフで価格水準ごとの出来高の量を示しています。
左右に色分けされた部分は上昇したティック、下落したティックを示しています。
赤いラインは現在、一番出来高が多い水準を示しています。
また、設定で下のチャートのように過去の出来高が多かった水準を表示することもできます。
過去に出来高が多い(価格の更新頻度が多い)水準は相場の節目となることが多く、その後のサポートやレジスタンスの水準を考える際の目安となります。
出来高が多かった水準から出来高が少ない水準へ移動するような動きとなるときは抵抗が少なく、相場が勢いづく可能性があるため、注意が必要です。
その他出来高プロファイルの設定等に関しましてはこちらもご覧ください。
TradingViewのチャートで出来高プロファイルで相場の節目を探る
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