今週の豪ドル/円見通し(為替/FXニュース):今週は豪州CPIや小売売上高等に注目(2023年6月26日週)

FXレポート

まとめ

  • ・週足チャートで5月8日週以来の陰線となった
  • ・RBA(豪州準備銀行)議事要旨や株価下落に敏感に反応
  • ・今週は豪州CPIや小売売上高等に注目

2023年6月19日週の振り返り

2023年6月19日週の振り返り

先週の豪ドル/円は、弱いファンダメンタルズ情報に敏感に反応した一週間でした。
20日(火)にRBA(豪準備銀行)議事要旨が公表され、消費支出が減速していることや、利上げするかしないかの判断は微妙だったことが示されました。
物価上昇圧力の高さへの警戒感も表明されましたが、市場は豪ドル売りで反応し、150銭以上円高が進みました。

その後、上下動を繰り返しながらも徐々に値を戻す展開となりました。
しかし、23日(金)に日本、香港、豪州などアジア・オセアニアで株価が下落すると、豪ドル/円は敏感に反応して20日(火)安値を下回る場面も見られました。
結局、週足終値は前週末と比べて160銭の円高となりました。

2023年6月26日週の見通し

2023年6月26日週の見通し

先週は円高で推移したものの、日足チャートを見ると直近は上昇トレンドを維持しています。
円安が進む場合の目標値は98.90円付近で、この水準を超えるとリーマンショック前高値が視野に入ります。
先週の下落が押し目となり、97.67円の高値を超えるかに注目が集まります。

一方、93円付近にサポートラインが確認できます。
現在値と比較して距離がやや遠く、先週は円高方向のファンダメンタルズ情報に敏感に反応したことから、急落への警戒が必要です。

なお、今週の経済指標では、28日(水)の豪州CPIや、29日(木)の小売売上高に注目です。
数字次第で円高にも円安にも振れる可能性があります。

豪ドルに関わる経済指標発表スケジュール

28日(水)10:30(オーストラリア)5月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
28日(水)22:30(日本)植田和男日銀総裁、発言
29日(木)10:30(オーストラリア)5月小売売上高(前月比)
30日(金)8:30(日本)5月失業率
30日(金)8:30(日本)5月有効求人倍率
30日(金)8:30(日本)6月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
30日(金)8:50(日本)5月鉱工業生産・速報値(前年同月比・前月比)
30日(金)10:30(中国)6月製造業購買担当者景気指数(PMI)

本日発表予定の経済指標はこちら

豪ドルとはどのような通貨なのか、その特徴など基礎知識について詳しく知りたい方は、以下の記事をご参考下さい。
>豪ドル(オーストラリアドル)とは?今後の見通しや6つの特徴を解説

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